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「ライカちゃん、ごめん、俺、もう行かないと!」
「あぁ、うん、じゃあね。」
「うん、入学式で。」
シーナ君は帰っていった。
本名を聞いておけば良かったと思った。
家に帰ってシーナ君のブブログを見た。
今日の桜の写真が投稿されていた。
「…すごい。同じ場所から撮っていたのに何でこんなに違う写真になるんだろう…」
私はさっそくコメントを書いた。
(幻想的でとてもきれい!)
書きたい事はたくさんあったけど、書けなかった。
(今日はありがとう。4月から楽しみにしてます。)
シーナ君からすぐに返信があった。
昨日まで知らない人だったのになんだか変な気持ちがした。
この美しい写真を撮る人と私は現実で出会ったのだ。
夜に隼人から連絡があった。
隼人は仙台の話をたくさんしてくれた。
私の撮影はどうだったと聞かれたけど、私はシーナ君の事を話さなかった。
胸の奥が重く感じた…。




