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「俺さ…あれからずっと考えていて…俺にとって絵美香の存在って…本当に大切だったんだと思った。」


ほんとかぁ~? 


このホラ吹きが! 


私は無視して食べ続けた。


「俺たち…きっと誤解があると思うんだ。ちゃんと話し合えば、また昔みたいに戻れると思う。」


「SNS見たよ。ついでに奥さんのも。ラブラブじゃん。」


裕一郎は顔が引きつった。


「ち、違うんだよ! あれはカモフラージュで仲良さそうなのをワザと載せてるだけ!」


どうだか…。


私は裕一郎の顔を改めて眺めた。


以前と変わらずルックスはいい。


しかし彼に対する私の気持ちは完全に冷めてしまった。


裕一郎は薄っすら目に涙を溜めて私に許しを請うている。全く気持ちが無い分、その姿は哀れに感じた。




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