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思わぬ愛の告白に、私の心臓は爆発寸前で顔が真っ赤になった。
もはや私を振った野郎の事など忘れ去っていた!
「別に…好きってわけじゃ無いけど…。ま、嫌いじゃないけどな…」
「は?」
爆発寸前の心臓は急激にクールダウンし、顔の赤みは引いていった。
「好きでもないのに何でそんなこと言えるの!」
「いや、ちょうどいい遺伝子の配合かと思って…」
「何なのよそれ! わかった。じゃ、私が売れ残ったら絶対結婚しろよ! 絶対だからな!」
私は怒ってその場を去った。
それ以来真宙とはまともに話をしていない。
卒業後、彼は遠くの全寮制の進学校へ行って、もはや地元で会う事も無くなった。




