表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
166/262

6



 目が覚めた。


あまりにリアルな夢で、しばらくどちらが現実かわからなかった。


夢の中の神崎君に対する気持ちが残っていて、すごく彼に会いたくなった。


でも、あれは夢だよ…。


実際の彼はきっと、夢に出てきた神崎君と全く違うはず。


彼は私の妄想が生み出した産物なのよ…。


こんな妄想、当の本人が聞いたら、きっと気持ち悪く思われてしまうに決まっている…。


こんな妄想癖、自分の意思では無いのだけれどウンザリする。


カーテンを開けると、まだ外は薄暗かった。


窓を開けて空気を吸った。


少し冷たい空気に、頭がはっきりと覚醒してきた。


そうだ、やっぱりあれは夢だ…。


だけど…何で私はこうも神崎君の夢や白昼夢を見るのだろう? 


いい加減少し怖くなってきた。



 今日はこれから両親を成田空港に送って行かなければならない。


私は急いで身支度を始めた。


リビングに行くと、二人はもう準備が出来ていた。


私は両親を乗せて成田に向かった。


父がルビーも一緒にと言うので、キャリーに入れて連れて行った。


朝早いこともあって、高速はそんなに混んでいなかった。


チェックインを済ませて、まだ時間に余裕があったので、朝食でも食べに行こうかと両親を誘ったのだが、父は首を横に振った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ