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今日はもともと温泉へ行く予定で、何も用事を入れていなかったので、突然する事も無くなった私は、しかたなくナビに従って運転した。


ナビは幹線道路をしばらく走ると、住宅街の中に入って行った。


そして見知らぬマンションの前で止まった。


「目的地ニ 着キ マシタ。203号室へ 行ッテ 下サイ。」


「何! 全然知らない人の部屋なんて行けないよ! 怖いでしょ!」


「203号室ヘ 行ッテ 下サイ。ソレガ アナタニ トッテ 希望ノ ルート ト ナルデショウ。グッド ラック!」




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