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平安時代の可愛い系って、いわゆるオカメ顔だよね…。


それはメイクでなんとかするしかないか…。


で…確か髪の美しさが顔より大事だったって、歴史の時間、高校時代の先生がこぼれ話で言っていたような気がする…。


よし! 


僕は車に戻った。


確かいろいろ積み込んであったはず。


僕は車を屋敷の近くへ移動させた。


「とりあえず、痛んだ髪からかな…。」


姫君の髪は栄養が足りて無いせいか、毛先は痛んで艶も無かった。


生活も困窮しているようだし、まともな物食べて無いんだろうな…。


あ! 


そうだ! 


確かサプリ乗せてたよな! 


以前、まとめ買いして出すのを忘れていて車に乗せっぱなしにしていた事を思い出した。


僕はさっそくそれを姫君と女房さんに渡した。


「御使い様…これは…?」


「これは月の食べ物でございます! 食べると血色が良くなり、美しくなりますよ!」


「なんと珍しき貴重なるものを!」


姫君と女房さんは嬉しさのあまり、よよよ…と咽び泣いた。


そ、そこまでっ? 


ま、喜んでもらえて良かった。


鉄分とかポリフェノールとかイソフラボンとかだから、姫の美容の手助けになるんじゃないかな。


「ではさっそく、姫君の髪をトリートメントしていきたいと思います。」


「と、とりーとめんと?」


姫君は不思議そうな顔をした。


「とりあえず、髪を洗いましょう!」


「髪を洗うのでございますかっ?」


女房が驚いて声を上げた。


「は、はあ。何かまずい事でも…」



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