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「それに?」


「穂香、俺の事ばっかりで、他に楽しみとかあまりないようだったから、外国で友達もいない状態からやっていけるのかな…とか、いろいろ考えちゃって…。」


「そっか…。確かに今なら分かるよ。私、浩太と距離置いてから、いかに浩太に依存してたかって、やっと分かった気がするんだ。でも、何で急に結婚する気になったの?」


「急じゃないよ。俺だって向こうで寂しかったし…。こっちにいる時はそっとしてほしいって思う事多かったけど、向こうに行って思い出すのは、一緒に漫画読んだり、食べ歩きしたり、穂香と一緒に過ごした時間ばかりだったんだ…。」


「…同じだよ。私も思ってた。浩太と一緒だと楽だし楽しかったって。」


「それに、中野さんから聞いた。穂香、趣味も出来たんだってな。」


「え? もしかして…動画…見た?」


「見た見た! 腹抱えて笑った!」


「参ったな…」


「ブログも見てるよ。楽しそうなのが伝わってくる。前の穂香より、何て言うのか、自立してるっていうか…どこにいてもやっていけそうっていうか…今だったらもしかしたらついてきてもらえるのかなって…」


「うん! 行く!」


「ほんとに?」


私たちは抱き合って、結婚と再会を喜んだ。


仕事は辞めることになるかもしれないけど、もし向こうで働けそうならやってみたいし、難しそうなら向こうでの食べ歩きブログを作りまくろう、そんな事を考えたら、なんだかワクワクしてきた。


「そう言えば浩太、もしかして空港からそのままうちに直行してきたの?」


「あー! それ! 俺、ビックリしてさ…」




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