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その後、遼太郎さんと食事に行った。


私は終始、遼太郎さんの好みの清楚な女を完璧に演じ続けた。


遼太郎さんと別れる時、また会ってくださいと言われた。


やった! 


達成感が半端ない! 


今日は帰ってビール飲むぞ! 


浮かれた気分で運転して帰った。


何だ…浩太にフラれても、私何とかやっていけそうじゃん! 


マンションに帰ってシャワーを浴び、冷蔵庫からビールを取り出してソファにドカっと座った。


テレビを付けてビールを開け、グビグビっと飲んだ。



…疲…れ…た………。



緊張の糸がほどけたのか、半端ない疲労感に襲われた。


足の裏から巨大な根が生えてその場から動けなくなった。


背中、肩、腕、頭、凝りまくっている。


ウ…ウ…ウ………


どうして私、こんなに疲れてるんだろ?




 その週、仕事終わりに遼太郎さんと二回ほど食事に行った。


会っている時は楽しかったけど、家に帰りつくと、また極度の疲労感に襲われた。


それは回をこなせば慣れてくるようなものではなく、回数が重なるごとに重くなっていった。


私は耐えられなくなって、遼太郎さんにお付き合いする事は出来ないと告げた。



「プハーッ たまんねぇ~なぁ~!」


久しぶりのフリーの週末。


私は朝からコーラをがぶ飲みしながらゲームをしていた。


つまみのポテチの用意も抜かりが無い。


久しぶりだ、こんな解放感。


昔はよくこうしていたな…浩太とだけど…。


ブルブルブル。


私は頭を振って浩太の思い出を振り払った。



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