表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

初恋

ちょっと背伸びをして

作者:白木心露
 正直、生きている実感が湧かない。
 いつからだったかな。そんな風に感じるようになったのは。
 まだ二十にもなっていないのに人生を悲観するは早すぎる気もする。だけど、ただ学校に行って勉強して、家に帰って家族と過ごす――そんな一定に刻まれていく時間の中で繰り返される日常。
 もちろん全部が全部退屈で仕方がないってわけじゃない。友達といる時間は楽しいし、むしろもう二度と戻らない今は大切にしたいとは思う。
 ただ……そうは思っても、完全に型にはまってしまった毎日を過ごすだけでわたしは本当に幸せなんだろうか。
 そりゃあ、このまま大学に行って、就職して、結婚をして……普通に生きていればそれなりの幸せは味わえるだろうけど、それ以上の幸せは絶対に味わえない。「じゃあ、それ以上の幸せってなんだ?」って自問してみてもその問いに答えることができるわけじゃないし……。
 ちょっと背伸びをしてみればまた変わった世界が見えてくるのかもしれないけど。でも、その背伸びが過去さえ変えてしまう博打になるんじゃないかと、怖くてそれすらままならない。
 まったく、どうしたいものだか。自分自身のことなのに、一体全体何をしたいのか皆目見当もつかない。

 変化に希望を抱きつつも結局は消極的な性格……それがわたしの傾向――。
卒業アルバム
2018/08/17 05:07
いつかの放課後の約束
2018/11/14 06:43
今は遠い未来の想い出に
2019/07/30 01:13
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ