主人公は見つかった
ついに主人公は見つかった
そう、彼女にしよう。そうすればみんなが救われる。
不幸な人間は主人公になれない。 主人公はキラキラしているから
なら、幸福な主人公はどうだ? 幸福すぎるのもダメ。だって幸せは毒でしかない
預言者は笑いながら答えている。 自分も主人公になれないくせに
殺人癖がある人間は敵キャラ? 睡魔に襲われないければ大丈夫
「ねぇねぇ次はどんなストーリーが始まるの?」
真上から見てた私は「あいつ」にそういわれた
何人目かの神様はこうつぶやく
あぁ、私が主人公だったのかと
目が覚めた。これが何回目の目覚めで何人目の目覚めなのかもわからないまま。
ただ一つだけわかることがある、自分がさっきまでいた世界はこの「神様ゲーム」
の中だということだ。
神様ですらPCだったというだけの事。
だからこそ彼女は悔しいのである。なにせ自分にクリアできないゲームが出てきたからだ。
そもそもこのゲームは何をしたらクリアなのか?
マンガやネット小説なんかの異世界ものだったら大体は自分が現実世界に帰れたらだとか魔王を倒すとかになるのだろう。
ただこれは違う。なんせ私は生まれたときからPCなのだから。
リアル人生ゲームとでもいえばいいのか。
「あらあら、お困りのようですね主人公様」
どうやら「あいつ」の登場のようだ。
「なにかしら、ゲームのくせにチュートリアルもルール説明もないのかしら」
「おや?あまりこの状況に驚いていないみたいだね。138129人目の花南さん」
「どうやら昔の自分はだいぶ【ザコ】だったみたいね。それで、このゲームは初心者に説明もない【クソゲー】なのかしら?」
「いやいや、今から説明するところでした」
「そう、急がせて申し訳ないわね」
「それじゃあこのゲームの趣旨を説明しますね。あなたは4人の人生を見てきたと思われます」
「そうね、正確に言ったら私の人生も見せられたけど」
「ははは、というわけでこの中から誰か一人を救ってください」
「は?」
説明が雑だ。やっぱりこれはクソゲーだったようだ。
「おや、何かご不満でも?」
「大ありよ。まずどうやって助けるのよ。それに助けて私に徳があるのかしら?」
「それを言われたのも138129回目だよーわかってるわかってるちゃんと説明すればいいんでしょ?」
はぁこれだからNPCは嫌なんだ。
▼ここは○○村だ!!
としか言わないから。情報を聞くためにはほかの奴に聞くかフラグを立てないといけないから。
「わかってると思うけど君がプレイしたってことは彼らはPCだけどね、PCはPCでシナリオ通りしか動けない。
だからこそ誰かの助けがないとおんなじシナリオを歩み続けなきゃいけないの」
「そんなことはわかっているわ。それで、なんで私が助けなきゃいけないの?」
「君はさっきまでしたゲームで一人ずつ隠れた才能があったことを覚えているかい?」
「不幸と幸福、預言と殺人癖だったかしら」
「まぁそんなところだったね。つまりこのゲームの住人は何かしらの能力がある・・・もうわかってもらえるかな?」
つまり、私には何かしらを助ける能力があるってことね。
「あぁもうわかったわ、それで私が誰かを助けたことによって何が起きるのかしら」
「簡単な話。君がループし続けているこの状況を打破してあげるよ。だけど適当に助けたところでそれがいい世界とは限らない」
「どういうことかしら」
「ループが途切れてさ誰かが生き残った世界に住むことになる。つまりその世界自体がバッドエンドの世界線だったら」
「私自体の人生がバッドエンドになる」
「そうだね、それと君もわかっているだろ?ゲームの途中で死んじゃったら」
「ゲームオーバーってこと?」
「それだけじゃない。コンテニューができるよね」
なるほど、だから私はループしているのか。
だれだ、私で無限1UP裏技をしたやつは。
「つまり、ちゃんとクリアするルートを通って自分がハッピーにならないといけないそうしないとコンテニューしてもう一度ここから」
「そうだね、ちゃんと【オチ】を作らないとシナリオとして成立しないから頑張ってね」
はぁ、しんどいゲームすぎる。セーブもなければ途中退席もできない。
「まって、私の能力があるんでしょ?私の能力て何?」
「それは自分でしっかり見つけてくださいね」
そんなにぬるげーじゃないか。自分で探せばいいんだろ?
とりあえず今ある情報こうだ
・誰か一人を救う
・そいつを生かした結果の世界で私は生きないといけない
・自分の人生でちゃんとしたオチがないともう一度コンテニュー
・自分には何かしらの能力がある
ほんとにしんどい人生になりそうだ。
やっと本編ですね。
リハビリ程度にプロローグを書きました
次回からどのような話になっていくのか期待ですね。