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池水 花南編

はいどうも。今回の5話でとりあえずそし僕の前半戦終了みたいなものですね。

これからそし僕も執筆作業になりますのでちょっと投稿遅れると思いますがその辺はよろしくです。

ゲームというものはクリアしないといけないものである。

クリアして誰よりも高い記録を出して誰よりも上を目指すそれがゲームなのだと私は思う。

私は数々のゲームの大会で優勝しゲーム業界では誰もが知っているような存在になっている。

ゲーマーとしてテレビや雑誌その他動画サイトなどすべてにおいて私は有名人となれたのだ。つまり私はこの「人生」というゲームにもすでに勝利しているのである。

子供の時から楽しくもないという理由で学校もまったくいかず、そのせいか友達なんていやしなかった。そして家に居てもすることがなく、結局ゲームかパソコンをするという一日を過ごしていた。父も母もそんな私に呆れたのかこんな私を突き放しなにもしゃべることもなくなった。

そしてネットの世界で私は生活するようになった。オンライゲームやゲーム仲間との通話

一つのことに集中するとそれだけにこだわる性格を私は別に嫌いだとも思わなく、どのゲームもやり始めたら頂点に立つまでやり続けるその精神だけで生きてきた。

そんなある日私はあることに気が付いた。それはいつもと変わらずパソコンでゲーム仲間と通話しているときにおなかがすいたために何か飯でも食べようかと自分の部屋からキッチンへ向かった時に気が付いた。この家・・・静かすぎる、そう思ったのである。

普段の家庭なら流れているはずの音がまったくこの部屋からは聞こえないのだ。テレビの音・・・風呂場のシャワーの音・・・トイレの流れる音・・・そして、父や母の声。

そう、いつの間にか私は父と母に見放されこの家に一人にされていた。出張かなんかだろうとその時は思い私はお菓子と飲み物を持って通話に戻った。

それから1日、1ヵ月、1年と月日はたったが私の生活にまったくと言っていいほど代わり映えはなかった。ゲームをして、通話をして、寝て、飯を食べてとそんな感じだった。

そして父と母は本気で私を見放したようだ。あれから連絡も取れなくなっているし帰っても来なかった。ただ、電機やガス、水道がとまってことからして料金は払ってもらえているようだ。つまり私は邪魔者が全くいない環境でゲームができているのだ。

もう私は何にとらわれなくてもいい!!素晴らしくいい環境をもらえたと私は実感した。

そんなある日私がゲーマーとして有名になるようなことが起きた。

とあるゲームの全国大会がこの地区の近くで開かれたのであった。

そのゲームは私もやっていてかなり好成績を収めているゲームであったため私も参加した

もちろんのことだが全国大会ということもあってたくさんの強者がそろいにそろっていた。

そんな中私はこの大会で楽々と優勝した。それもはるかに上の生成を収めての優勝だった。

そして規模はでかく世界大会への参加も決まった。まさかゲームでこんなに有名になれるとも知らなかった私は最高に喜んでまたゲームを始めた。

全国大会に向けての練習という練習はあまりしなかった。むしろ普段通りにゲームをして弱者どもをボコボコにするだけ、ただそれだけの日々をまた送っていた。

世界大会当日私の周りはもはや強者しかいなかった。プロゲーマーの集団の中にポツンと私が居る、そんな感じだった。

各国からテレビや雑誌などなどのメディアが寄ってたかっているようなそんなえげつない大会なのである。

あまり人ゴミというものが好きでない私は近所の祭りですら一回も行ったこともなかったのにこんなに騒がしくて人がまさしく蟻のようにうじゃうじゃいるこの環境がなぜか楽しかった。しかもこんなところでゲームができるというのだ。私は幸せ者なんだと思った。

大会はトーナメント制で勝ち上がり最後に二人で決勝戦という形をとっていた。

そして私は日本大会で優勝したということもありシードをもらっていた。

一回戦で勝ち上がった人間といきなり対戦というむしろプレッシャーになる。

そんなプレッシャーも乗り越え私はとりあえず最初の試合に勝てた。

そして数々の強者を倒し私はついに決勝戦の舞台へと立ち上がってしまった。

相手は、世界的にも有名で私も憧れていたような存在の人間。彼はまさに予言ができるのではないかと思うくらい相手の動きが読めてかつ相手に動きを読ませないというかなりの強敵なのである。

私はいつもよりも数倍集中してゲームコントローラーを手に取った。

全く読めない相手の動きを読んでかつ読まれないように動く、まさしく真剣勝負。

集中が途切れた方の負け、なにか別のことを考えたら負け、必死にゲームにしがみつけた者だけがこのゲームの勝者となれる。そんな気がした。

そして・・・ついに私はその相手を倒すことが出来た!!!

うれしさのあまり涙があふれた。私はホントにこのゲームの頂点に立てた。そんな気がして本気でうれしかった。

日本に帰り着くと取材の嵐だった。各メディアのインタビューを受けたり動画サイトの生放送に出演したりととにかく忙しくなった。そしてそんな私のところにはたくさんのゲームがいろんなところから送ってくるようになった。「クリアしてみてください」だとか「このゲームをしてみた感想をぜひおしえてください」などという言葉とともに。

そんな私のところにとあるゲームがあらわれた。

名前は「神様ゲーム」、その名の通り神様のような立ち位置に自分がいると考え各キャラクターを操作し物語を進めていくというゲームである。

「こんなゲーム腐るほどしてきたわ」と愚痴を吐きながら私はそのゲームの電源を付けた。

最初のキャラクターを選ぶと結構内容が難しく詰んでしまったり途中で動かなくなってしまっていたりした。ようやくクリアできそうだと思うとこのエンドはバットエンドのようで自殺をしてしまうというエンドだった。しかし、そのキャラクターがビルから飛び降り救急車で運ばれたのにもかかわらずまた同じビルに大けがをしながら歩いて行っている映像が流れてきた。何なんだろうと思いながら見ているとまたビルから飛び降りて救急車で運ばれてというまたおんなじ映像が流れた。なんだバクかなんて思いながら次のキャラクターの話を見始めた。

次のキャラクターはお嬢様な女の子。このシナリオは簡単ですぐに幸せになれるだろうなと思ったのだが、彼氏と自殺未遂をしてしまってから彼女の人生がおかしくなり結局病院で殺されてしまうという可哀そうなシナリオだった。

そのあともこのゲームに魅了されたのか残りのメンバーも楽々と攻略できた。

最後のシナリオに差し掛かり執事であった男が殺された後、裏シナリオがあらわれた。

バグが少し多いゲームだがかなり面白かった私は裏シナリオを始めた。

裏シナリオのキャラクターは女の子でゲームが大好きなようだ、まるでゲームが人生なのかずっと部屋でゲームをしていた。そして両親から見放され一人になりそれでもゲームを続けついには世界大会で優勝するような強者になるという・・・

あれ、このキャラ私に似てる。この家もこの風景もまるで私の周りのようだ。

そしてそのキャラクターが画面に近づいてこういってきた

「あなたは誰に操作されてる私なの?」

・・・あぁそうか。もしかして私の人生というのはホントにゲームだったんだな


ある男はどう頑張ってもバッドエンドのシナリオになってしまう

そのためみんなにリセットされて死んでも死にきれない

ある女はどう頑張ってもハッピーエンドのシナリオになってしまう

でも彼女自身は本当の幸せというものを味わえない

ある預言者はこう語る。今日俺は死んでしまう

力を悪用しすぎたせいで結局何も掴めない

ある執事は操作されていた

そのため自分の思い通りに動けない

そしてプレイヤーは最後にこういう

私はこのゲームで生きていたのかと

このゲームの主人公って誰なんだ?

すべては「あいつ」が知ってる

そう、あいつが・・・

ちなみにそし僕のキャラで一番好きなのは花南ちゃんですね。

この話書いてる時もすこし興奮気味に書いてましたもんねw

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