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才能・・・恨み

作者: 瀬々菜

私が書くのは二作目です。


まだ文章に慣れてないので、


温かい目で見てもらいたいと思います。


それでは、お楽しみください。

怖い・・・・・・


やめて・・・・・・・・・


でも、まけたくないよ・・・


だれか・・・









〜クラスの中のヒビ〜


私、中澤唯埜ナカザワユイノ


中学生3年生。


ちなみにクラスは4組。


女バスの部長&ゲームキャプテン。


いろんな高校からスカウトされてて悩み中。。。


自分で言うのもあれだけど、顔も頭もいいほう。


ていうか、いい。


勉強はしてないのに。


毎回期末や中間は3位以内。


って言ってもほとんど1位か2位。


だからといって、暗くて友達がいないわけでもない。


ていうかむしろ人気なほう?


わかんないけど。


1年だけでこくられた回数は、


13回。


先輩にもこくられました。


2年になったら、


9回?


いや?


1年前もこくってきたのがいるから・・・。


8回?


3年では、


12回。


今も後輩にこくられ中。


確かこの子は・・・。


前に小学校一緒だったような〜・・・。


ン〜。


ま、いいや。


でもきっぱり断ってるけど。


「好きな人いるから〜。」


って。


いないのに。


「だれ?」


お決まりで聞かれる。


で、お決まりでこう答える。


「ないしょ。」


しつこいのはホントしつこい。


でもねこんな女だから、


ほぼパーフェクト人間ですから、


根暗な女子は怨んでくる。


でも何かをする勇気もないみたい。


うちらのクラスは、すっごい分かれてる。


男子と女子が混ざるうるさいAグループ。


ようするに女好きと男好きの集団。


だから私は好きじゃない。


私のいるグループはいつもBグループ。


でもAグループに好かれる。


Bグループは、女子と男子は別々だけど、


それぞれ、明るいけど頭のいい集団。


で、その残りがそちらこちらで固まってるカンジ。


残りは、暗い。


とにかく暗い。


私暗いのってスキじゃない。


こんな・・・性格だからだよね・・・。


でもね?


あんなこと起こると思ってなかった・・・。




〜ゲームスタート〜


そう、わたしはこのイジメをゲームといっている。


残酷な、残酷な。


ニンゲンが考え出したゲーム。


その犠牲者が私。


当然の報いね。


誤っても無駄だと思う。


だから気付かないふりをするふりをするの。


全身の力を抜いて。


ふぅ。


とため息ついて。


落ち着いてさ。


たとえ何かが当たっても気付かない振りして。


でも先生には


「誰かが落としたみたいです」


といっとく。


すると先生は、


「誰が落としたんだ。ほら。」


それで誰が投げたか大体わかる。


消しゴムを取りに来るのは、暗い子達ばかり。


そう。


そのゲームを始めたのは・・・


根暗な子達。


いくつかのクラスの根暗な子達が集まって、


自分が学校1かわいいと思ってるお譲様、

東城成美トウジョウナルミが中心となって。


実際みんなかわいくない。


かわいいといったら黒野小波クロノコナミぐらい。


でもその子は実際ゲーム(いじめ)はしてない。


見てるだけ。


つまり見てみぬふり。


それも十分いじめだけど・・・。


ゲーム一日目は、


「塾だから」


っていって仕事やらせてきた。


それにわざとぶつかっといて、


あたった部分はたいてた。


だから私もはたいた。


小さな声で、


「汚な」


といって。


にらみはせずに。


むしろ清々しい笑顔で。


こわいくらいにね。


二日目からはさ、


中心のお嬢様が金使ったりしてさ、


男とか私の友達とかに無視させてた。


「おはよ」


私が言うとみんな悲しい顔してまた話し始める。


こうなること、わかってた。


でも、つらい。


友達だけは笑うくらいしてくれると思った。


笑っても苦笑い。


陰で・・・悪口とかいってんのかな・・・?


あんなに楽しかった日々が・・・。


今は遠い昔の事のよう。


くそ・・・。


くそ・・・。


何でこんなできる才能を持ってるんだよ・・・!!


そんな才能全部とっていいから・・・。


みんなと仲良くできる日々を返して・・・!




〜流れ星に思いをのせて〜


私は最近夜に散歩に行く。


はだしで。


はだしの理由は靴がないから。


正確には汚いから。


私はある川原で寝転んだ。


涼しい・・・。


じっと空とにらめっこしてたら、


何かが流れた。


空に。


そう、


流れ星。


私はねがった。


「このできる才能をすべてとって。みんなとの日々を返して。」


・・・と。


でもこの願いがかなうことは・・・。


なかったんだ。


流れ星なんて嘘ジャン。


そうおもった。


流れ星を信じて、じっくり空を見つめる。


こんなに・・・


こんなにも空は澄んでいて綺麗。


なのになんで・・・?


なんで・・・人はこんなにも汚れているのかな?


同じ・・・地球上のものなのに・・・。


心が空のように澄んでいる人は


この世にいるのかな・・・?


もしいるのだったら・・・。


出会えるといいな・・・。


ううん。


誰だって出会えるよね。


絶対に。


ファサ・・・


ザザ・・・


風で草などが揺れて音が出ている。


なんて気持ちいいんだろうか・・・。


その時・・・。


私の目から一粒の涙が頬をつたう。


それは・・・。


空の澄んでる様子に感動したのか・・・?


それとも・・・。


人のおろかさに涙したのか・・・?


よく、自分でもわからなかった―――――――――――――――


だけど、ひとつだけ確かなのは・・・


とても綺麗な星が目を刺激したコト・・・


ただ、ただそれだけで・・・。


他はまったくわからなかった・・・。




〜醜い人たち〜


最近すごいひとりぽっち。


でも、私悪いことしてないんですけどね?


わけ、わかんない。


テストなんてテキトーにやってるのに全部埋まるし。


そんなとこ変えろって言われても無理なんじゃないかなァ?


生き地獄とはこういうものなのか・・・。


改めて思う。


日本は平和。


本当に?


こういうのがあるのに?


少しでもいじめとかがあったら、


それは平和といえるかな?


ちがうよね。


きっと。


でも人間はそういう風に作られちゃってる。


仕方ないといえば仕方ないよね。


でも、これはひど過ぎるよ。


これ以上のイジメもあるけどね。


教室に入ったら雑巾&水入りのバケツが飛ぶ。


ビッチャビチャになったところで、次。


机に落書きだらけ。


ま、定番だけど。


でも酷いのが、机の中。


よく画鋲や針などが入ってる。


でも前はもっと酷かった。


変な虫が入ってた。


しかもなんか変な液出して、


それがくさい。


それで、


「どっかから変なにおいがするなァ〜?


くっせぇからでてけよ〜!!」


お前が出てけよ。


しかもそれで大爆笑。


貴方たちの笑いのつぼがわからない。


とどめはいす。


座ろうとするとねじが緩んでて、


思いッきり崩れる。


で、また誰かが言う。


「あれ〜?


何で転んでんだよ〜((笑


もしかして体重!?


ごめんごめ〜ん。


傷ついちゃいまちたかァ〜〜?」


アハハハハッッ


みんなが笑う。


てかお前私にこくって来たじゃねぇかよ。


「どこの赤ちゃんだよ。」


そう投げ捨てて、トイレに行く。


必ず、トイレに入ったら後をつけてくるんだよね。


で、出る瞬間にホースの水を発射。


特に口の辺りとか狙ってくるし。


最低だ。


人間のグズ。


給食のときは変な消しカスとか、墨スープとか・・・。


ホンットやることない人間ども。


そうだ、いい事思いついた・・・。




〜復讐タイム?〜


私は復讐を決心した。


ていうか・・・


真っ正面から面と向き合って話す。


みんなと。


私は、朝早く来て紙のコピーを机に入れた。


もちろんいじめてきた人全員に。


紙の中の内容は、


「放課後


体育館裏


マッテル


3−4 中澤 唯埜」


これだけ。


きっとみんな来るはずだ。


一斉に。


だって


1対大勢


だもの。


これから楽しい楽しい遊びが始まるって言うのにね?


気づいてないんだろうね。


一人でも・・・


戦えるんだから。


フフフ・・・


フフフフフ・・・


みんな手紙の内容見るなり、


「何よこの紙!」


「きったなー。」


「除菌しないとォー。」


アッハッハハ!!


もうこのクラスはうざい。


いい加減にしてほしい。


でもきっと勝てることないよ?


この、完璧な作戦にね・・・?


誰か残れる人はいるかしら?


楽しみね・・・?




〜放課後〜


みんなが集まる。


もちろん体育館裏に。


運動神経の良い私は、


体育館の屋根のとこに。


みんな口々に、


「おっせぇなぁ!」


「呼び出しといてなんだよ!」


だからそろそろ登場しても良いかなと思う。


さ、楽しい楽しい時間の始まりだよ!!


まず二十本くらいの花火をつけて一本一本投げる。


キャーキャー言ってる・・・。


ふふ。


でも、もうそろそろ消火してあげようか?


優しいから消火してあげるよ。


水かけて。


バシャァ!!


「きゃァ!?」


で、顔をだす。


体育の屋根から。


「悔しかったら上ってくれば?」


もちろん上がってくる人は予想済み。


みんな悔しいから、どんどんおぶっていって、


一人が上るとかそんなことしないだろう。


全員が全員、


「悔しいから私は上る!!」


と思ってるはずだから。


やっぱり、私の予想通りで。


上ってきた人も、上り方も


ほぼ予想通り。


バカみたいだね。


あんたら。


ほとんど上ってきたのは・・・


Bグループの子達。


男子はもう上る時点でばかばかしいと思ったか、


帰っちゃったから。


で、その女子にさ。


いってやったよ。


「私を友達だと思ってなかったんだね?」


って。


そしたらさ。


「ちがうよ!


わたしたちは・・・


ただ・・・


ただ・・・。」


そこからは黙るみんな。


そんなことわかってたから。


言い訳を必死に考えようとするみんなの姿なんて・・・


想像出来たんだから・・・。


「お金?」


「・・・え?」


「だからぁ、お金?」


「な、何のこと・・・?」


「とぼけんなよ!!


東城から金もらったんじゃねぇのかよ!?」


「そ・・・そんなこと・・・」


「ホントになかったらハッキリ言うよね〜?」


「ぅぐ・・・。」


また黙り込んでる。


「何円もらったの?」


「・・・」


「言ってよ。


なに、そんなにいえないことなの?」


「ッッ!!


そういうわけじゃない!」


「じゃあ言って。」


「一人・・・。5万。」


はぁ。


あきれた。


5万ぽっちで人を無視できるなんて。


腐った人間ども。


「そう・・・。


私のこときらいだった??」


「ううん・・・。


大好きだった。


これは、ホントにホント。」


「私も・・・。」


「私も大好きだった・・・。」


「何でこんなつまんないことしてたんだろ??」


「そう・・・だね。」


何なんだこいつら・・・。


・・・本気?


「ふーん。


でも、私無視されたこと


一生、


一生背負い続けるんだよ?


罪、深いよ??」


「・・・ゴメッ」


ぐずぐず泣きやがった・・・。


「じゃァさ、これで許してあ・げ・る。」


「・・・え?」


「この教科書とかの落書き・・・


ぜーんぶけして?」


「こんなにたくさん・・・!!


ていうかうちらやってない。。。」


「じゃぁ、許さないよ。


一生、怨み続けるから。」


「わかった・・・。」


とはいったものの、消すものはない・・・。


「消しゴム、取りに言って良い?」


「あ?」


「絶対戻ってくるから。」


「いいよ。」


「ありがとう・・・!!」


駆け出すみんな。


バッカみたい。


こんな友情ごっこ。


私はみんなを手で転がして遊んでる。


遊ばれたから。


みんな戻ってきて必死に消してる。


ほとんど私が書いたやつなのに・・・。


バッカみたい。


「はぃ・・・。


きれいに・・・消したよ?」


「ありがと・・・。」


「わたしも。


はい・・・。」


「うん・・・。」


みんなを裏切ることになるけど・・・。


あんたたちだって裏切ったんだからねッ!!


ビリッッビビビリッ!!


みんな唖然としてる。


フ・・・。


面白い顔・・・。


私はノートを破った。


がんばってみんなが消したノートを。


あは・・・


あはは・・・!!


アハハハハ!!!


ハ・・ハ・・・。


ナンデ・・・?


ナンデナノ・・・?


ナンデ・・・


ワタシノメカラ涙ガ?


涙ナンテ・・・ナガスヒツヨウナイノ・・・ニ・・・


ドサッ!


「きゃァ〜〜〜!!」


その時、私は体育館の屋根から落ちた・・・。


脳震盪を起こしていたみたい。


保健室のベットで寝てた私。


私の周りにはなんで・・・


ナンデ先生シカイナイノ?


end☆*。.

読んでくださりありがとうございました。


人間ってこうみると情けないですよね?


私がそんな人間じゃないとは言い切れません。


というかそういう人間かもしれません。


でも、この文章を読んでくださった


読者様はそうなってほしくないと思います。


いじめられる前に良い友達を。


いじめが始まるのはは些細のコトですから。


知らないうちに・・・


もあるので、その前に良い友を持つのが一番ですね。


読んでくださりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 天才という存在について、あなたの考えはドストエフスキー氏に似ていると思います。 (だいたい意訳&要約すると、こんな感じです。) 「天才は何をしても良いが、今をいきる普通の人には、理解されがた…
[一言] 最後まで読ませていただきました。 この手の復讐劇というやつは、読んでいてスカッとするものが多いのですが、何でしょうか?澱がたまったような鬱さは… たぶん、上からモノを見ている主人公の性格に…
[一言] 長い作品ですがとても読みやすかったです。一行が少ないのがいいですね。とても面白く最後まで読ませていただきました。が、現実問題、いじめられっこは【復讐】なんて考えないような気がします。あくまで…
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