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 アレンとマリエールは3つ目の転移陣の設置に取り掛かった。水源では金鉱を見付けた。金塊を持ち帰った。

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 アレンとマリエールは3つ目の転移陣の設置を指示された。2つ目の転移陣より更に西に10km行ったところに終点を定める。起点となる水源を探さなければならない。アレンとマリエールは高い高度を保ち水源を探した。ほどなく水源となりそうな湖を見付けた。自然豊かな森に囲まれた湖である。アレンは、

「あれなら、水源になりそうだな。」

アレンは炭化カルシウムの湖の事を言っているのだ。オアシスでもないのに荒涼とした中に湖があったら何かあると思うだろう。その意味なら水源になりそうだ。

「少なくとも炭化カルシウムの湖ではなさそうね。」

2人は岸辺に降り立った。マリエールはアレンを呼んだ。

「お父様に良い土産を持ち帰れそうよ。」

マリエールは砂浜を示した。アレンは、

「砂金か。」

アレンは驚いたようだ。マリエールは、

「あの川を遡れば金鉱の在り処が判る筈よ。」

2人は川を遡った。砂金は一つの洞穴から長いて来るらしい。2人は洞穴に入って金鉱を発見した。マリエールは、

「めぼしい金鉱だけ持ち帰りましょう。」

マリエールは金鉱を土魔法で少し壊し採集した。

 3つ目の転移陣の起点を設置して、魔獣を討伐して帰領して転移陣の終点を設置した。

 男爵に3つ目の転移陣設置と金塊を見せた。湖や金鉱の様子を説明した。男爵は、

「お手柄だ。手付かずの金鉱など滅多にお目にかかれる物でない。お前達には転移陣の設置の後は金鉱掘りを頼みたい。」

男爵は御機嫌だ。まだ2つ目の池は水が溜まっていないがほどなく溜まるだろう。

 気になる情報があった。村の西側で魔獣の目撃情報があったのだ。元々この領地では魔獣は生息していなかった。この地に渡って来たのだろう。魔獣の移動、良くない事の前兆でなければいいが。

 アレンとマリエールは4つ目の転移陣設置を指示された。さらに10km先の窪地である。このペースなら後数個転移陣を設置すればこの作業も終わりだろう。領地の中央に差し掛かった。この辺りはもう完全に砂漠だ。水を注いでどうにかなると思えない。砂漠の生き物デザートドラゴンがいる。ドラゴンと言っても大型の蜥蜴だ。このような厳しい環境には変温動物しか生息出来ないのだろう。

 アレンは転移陣の終点を設置する場所を確認してマリエールに話しかけた。

「これは完全に砂漠だな。幾ら水を注いでも池が出来る気がしない。」

この意見にはマリエールも同意したようだ。しかし、

「だからこそ水を注ぐのよ。出来ないと思える事が出来た感動こそが尊いのよ。」

アレンはこういうマリエールが好きだ。こんな妹がいてアレンは幸せ者だと思う。

 次は転移陣の起点を探す。2人は北を目指す。山の向こうに水源はあるだろう。高度を保ちつつ水源を探す。見付かった水源は霊気が漂う。水源にしていいのか迷う。マリエールは念話を試みた。

「我々は南の領地に住む者です。飲み水にも困っています。この湖の水を水源として頂いていいでしょうか。」

中々返事はなかった。

 アレンとマリエールは4つ目の転移陣の設置に取り掛かった。水源は霊気が漂う湖でマリエールは念話でお伺いを立てた。

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