最終回 想いが届く時
今回は三人称になります。
読み辛くなる事をお詫びいたします。
*今回三人称になります。
しかしショックを受けてもロミイはこらえ言った。
「スカーズさんの好きな卵焼きのワインソース、今用意しますから」
しかしスカーズは少し素っ気なく言った。
「ごめん、今忙しいんだ。また今度」
ロミイは激高した。
「勝手にすれば良いでしょ!」
そう言ってスカーズを引っぱたいた。
「!」
「し、心配してる側の気持ちも知らないで……それが貴方の少ないウイークポイントね!」
バタンとロミイはドアを閉めた。
スカーズは何も言わず入っても来なかった。
ロミイは床で泣きじゃくった。
「うう、ううっ!」
ひとしきり泣いた後ロミイはマスターマッコルンの元に行った。
「え? 機械に戻してほしい?」
「それか、もっと戦闘力のある体にしてほしいんです」
「それは、無理だ。人を二回も生まれ変わらせるなんてあまりにも危険なんだ」
「しかし!」
ロミイは諦めなかったがやがて帰った。
夜、庭で一人呪文を唱え魔法の練習をした。
「くっ、呪文は覚えても前程魔法が出ない。私に剣でも使えたら」
と言い木刀で木を思い切り殴ったが
「い、痛い! そ、そりゃそうよねそんなの通用する訳ないし。後は」
ティルからもらった腕輪を見つめフォームチェンジを試みた。
しかし
「きゃあっ!」
ロミイの体に電撃が走り解除されてしまった。
「そんな、私に出来る事はもう何も?」
ロミイはその夜はがっくりうなだれひとしきり泣いた。
次の日不意に呼び鈴が鳴った。
「はい」
ティルとアローザー、ウォレンがいた。
「え?」
「スカーズが言いたい事があるって」
「え?」
スカーズは後ろから申し訳なさそうに出てきた。
「あの」
「はいなんですか」
少しやつれたスカーズにロミイは突き放した態度を取った。
「昨日はごめん」
「え?」
「冷たい態度取って」
「それだけ言いに来たんですか」
「おっと、それだけじゃない。ロミイ、ごめん。一緒に行こう。いや来て下さい!」
「……私はもう役には立てません。戦闘能力もなくなったし。家事が出来る位です。でもそんなんじゃ」
「俺とこれからずっと一緒に行こう。来てくれ。いや来てください」
「え?」
「それに今度は俺がロミイに卵焼きを作ります」
「!」
「だから毎日でも食べて下さい。下手だけど、全力で作るよ! 他にも色々!」
「……」
ロミイの目から涙が流れた。
そしてふっと安堵し微笑んだ。
二人は抱き合った。
完結です。ありがとうございました。
ただ説明が足りてないとか文章表現など改稿しなければならない点はいくつかあるのでネトコン12の締め切り2024年の7月31日まではいくつか改稿します。
大筋が変わる事はありません。主人公は最強ではないため全ての敵を倒すことは出来ませんがそれは何年も鍛えなければならず限られた時間では無理でまた「完全に仇をうたなければ気が済まない」性格にする事に少し抵抗がありました。だからまだ続く主人公の人生は別の機会にします。




