理想郷への道
ドラゴンの体内制御は瓦解した。
俺は更にゴーレムにも放った。
「もう一発分残しておいたんだ」
稲妻エアショットがゴーレムを貫き、倒れた。
そして動かなくなった。
「馬鹿な! こんな事が!」
ワーグや残った兵は大騒ぎになった。
そしてほとんど逃げ出した。
落っこちた俺はロミイ達に受け止められた。
ワーグは大騒ぎだ。
「全科学と魔力を結集して作った怪物が!」
その時霊体だけになった魔王がワーグの所へ来た。
「おい、あんなガラクタの体だから負けたんだ。私が憑依する体は他にないのか」
「あ、ありません」
「それが出来るまで貴様の体に憑依するぞ」
「そんな」
「ふん、貴様の様に弱い奴に憑依しても仕方ない。別の体を用意しておけ」
「スカーズ! しっかりしろ! もう敵はいないぞ!」
「安心して理想郷への道を渡れるぞ」
回復した俺は皆と一緒に現世で言うエスカレーターみたいな空気の白い坂道を渡った。
ワーグはあがいた。
「ええい! 矢で攻撃しろ!」
しかし兵達は戦意喪失していた。
ワーグはがっくり膝を落とした。
そして道の最後に穴がある。
別次元に行く穴みたいだ。
勇気を出して飛び込んだ。
するとそこはまばゆい光が差し込む空気がとてもきれいな村の様な場所だった。
家もいくつか立ってる。
「誰かいませんかー」
「よく来たね。これからはここで安心して暮らしなさい」




