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歪んだ復讐

 現れたゼッツリオン達三人。

「お前達には理想郷までの道に包囲網が敷かれているんだ。ハーゲンダッシュを倒しても攻勢は終わらん」


 まじでか? もう本当に立つ力がない。

 しかしゼッツリオンは言った。


「ケガ人を三人で倒しても俺達の株は上がらん。回復させてやれ」

 と部下の白魔法使いに命令した。


 俺達の体力が回復して行く。

「せめてもの情けと言うやつだ。それと三人一片では戦わん」


「え?」

「さっき言ったのと同じ理由だ」

 

 ロベイアンが言った。

「大丈夫ですゼッツリオンさん、俺がまとめて片付けます。これは俺の小僧への復讐です」

「は?」 


 ロミイは前に出た。

「何言ってるの? 復讐されるのは貴方の方でしょ⁉」


「黙れ。そのガキは事もあろうに王国騎士の俺を思い切り殴った。それだけで死に値する」

 といきなりロベイアンは散弾銃をロミイに向け撃った。

「きゃああ!」


 ロベイアンは叫んだ。

「小僧出てこい」

「……」


「俺は貴様に復讐する為右腕を改造までしたのだ。これを貴様の命で償ってもらう」

 呆れた。怒ると言うより。


「仲間どもも一緒に死ね」

 と広範囲に銃を撃って来た。


「ぐああ!」

 弾は仲間達に当たったが致命傷は避けられた。


「お前らは俺に近づく事も出来ないのだ」

「うわ!」


 まるで現世で言うマシンガンだ。

 本当に取り付くしまがない。


「皆伏せろ!」

 皆はそれぞれ後退して距離を取ったり伏せたり左右に散らばった。


「はっはは!」

「皆、正面からだと近づけないから弾が切れるのを待つんだ」


 ティルは更にスピード重視のコスチュームになった。

「私を狙いなさい!」

「ほう」


 ロベイアンはティルだけを狙って撃った。

 分身が見えるほどの素早さで左右に避ける。


「ほう、面白い、まずはお前が避けられない様にしてやる」

 弾切れも勢い切れもなく絶え間なく銃を発し続ける。


「まずい。ティルはただでさえ地上で息が切れやすいんだ。あんなスピードで動き回ったら」

 ティルは案の定息を切らしていた。


「くそ!」

 ウォレンとアローザーは隙を突いて銃を押さえにかかった。

 しかし押さえには成功したものの振り飛ばされた。


「はっはっは! 右腕の力自体も大幅に改造してあるのよ! それもこれも全て小僧に復讐する為だ」

 ロミイはまた前に出た。


「良くそんな事が言えますね。人の家族の命を奪っておいて貴方の方が復讐される側じゃないですか!」

「うるさい! 俺は王国騎士だぞ。お前らプライドのない生き物共とは違う!」

「プライドがない生き物なんていません!」


「後もう一つ教えてやる。この銃は弾切れがない。俺の生命力を削って発射しているのさ。俺が死ぬまでは切れる事はないんだ」

 俺はロミイをかばって前に出た。


「ついに来たな小僧」

「俺もロミイと同じ意見だよ。プライドがない生き物なんていない。あんたは哀れだな、そういう事を教えてくれる人がいないんだからさ」  


「うるさい!」

 ロベイアンが銃を撃つと俺に何発か当たった。  


 俺は自分の周りの精霊のガードを最大限に上げた。

「何だ⁉」


「これであんたの銃は短時間だけど通用しないぜ」

「おのれ!」


 銃はバリアーで弾かれた。

 そして俺はエアカッターを放った。 


「ぐああ!」

 ロベイアンの腕の銃が切り落とされた。


「もう、降参しろよ」

「降参などするか! 貴様等に」


 ゼッツリオンが突如恐ろしい声で口を挟んだ。

「早くやれ」


 ロベイアンは心底怯えている。

「え?」     


 ゼッツリオンは畳みかける。

「貴様は銃を無くし怯えているんだろう」

「滅相もない」


 ゼッツリオンはとどめを刺した。

「だったら爆弾を持って奴に特攻しろ」

「なっ!」


「武器のない貴様に勝つ術などそれ位しかないだろう」

「止めて下さい」


 ゼッツリオンはロベイアンの懐から爆弾を出した。

 ミッキードはロベイアンを刺した。


 そしてまだ息があるロベイアンを五メートル投げた。

 そこへゼッツリオンは爆弾を投げ爆発した。


「……」

「貴様は無駄にプライドだけ高い生き物だったからな。プライドの為に死ねて本望じゃないか」

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