表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/65

意外な助け手

2024年7月22日改稿しました。

「俺も付いてようか」

「いいえ、スカーズさんは軍を倒しに行ってください。私が見ています」


 ティルが言う。

「私が一緒に行くわ」

 

 大急ぎで騒ぎの起きている方へ行くとさっきのちんぴらまがいの奴ら、いやそれだけじゃない何人もの男が暴れていた。

 町は混乱状態だ。


「なんでこんなに!」

「睨んだ相手がそれだけ多いって事よ。しかも噛みつく事で相手もそうなるの」

「何だって?」


「よせやめろっ!」

 俺は一人の少年の道を塞いだが殴られダウンした。

 すごく痛い。パワーもアップしてるみたいだ。


 そこでさらに三人に囲まれ倒れた所に暴行を加えられた。

「スカーズ!」

 ティルが止めようとしたが別の男に羽交い絞めにされた。

 

 そして噛みつかれた。

「ぐうう!」


 何とティルまで狂暴になってしまった。

「ティル!」

 

 叫びは届かず、白目を向き手と爪を前に付き出し襲い掛かろうとするティル。

 俺は一人を蹴り飛ばしもう一人を羽交い絞めにした。

「やめるんだ!」


 しかしもう一人の奴が後ろからタックルを俺に仕掛け前のめりに倒れた。

 何発も暴行を受け遂に俺は噛みつかれた。


 意識が遠のき、善意が悪意に支配されていく。

「うおおおおう!」


 無意識の俺は通行人を殴った。

「何とかしないと」

 俺はあがいた。


 ティルもあがいてる。

 通行人を傷つけたりしたら一生罪は償えない。

 ならば死んだ方がましだ。


 ディシィエの祈りの声が聞こえた。

「スカーズさん! 魔の力に負けないで!」


 ティルは叫んだ。

「ディシィエさんの声聞こえた?」


 そうだ、俺は神族達を、ティシィエを救わなきゃならないんだ。こんなところで!


 ティルは叫んだ。

「あきらめないで! 貴方も私も神族だから呪いにはかかりにくいわ! 光の力で撥ね飛ばして!」

「そうだ! 今俺達二人しかいないんだ」


 ロミイ視点切り替え 

 ロミイはデイシィエが憎しみと戦い苦しみ悶えるのを辛い顔で見ていた。


「うう、苦しそう、でも私が呼びかけたらもっと苦しくなりそう、私に出来るのは祈りだけ? 神様、機械人形の私ですが祈りを聞いて下さい」


「う、うがああ!」

 ティシィェの顔が黒ずみ、目が白目を向き始める。

「何とかしないと!」


 そう思った瞬間、呼び鈴がなった。

「まさか、軍の人?」


 母親が出るとティシィエと同じ年位の少年少女が五人来た。

「え?」


「ディシィエを助けに来たんです!」

「え?」


「僕達はいつもいじめとかからティシィエに助けてもらってたんです。だから僕達が助けなきゃいけない」

「分かったわ。皆で助けましょう」


「皆で祈るんだ!」

「ディシィェを助ける為に!」


「おのれ、そうはさせん呪いをかけてやる」

「そんなのには引かない!」


「私達が強くなってディシィエみたいにならないと世の中は平和にならない!」

「弱者どもが!」

   

  ロミイは叫んだ。

「やめなさいっ! この人達に手を出さないで! ここは私が守る!」


 しかしロミイは悩んだ

「でも、こんな狭い場所じゃ爆発技は使えない。私は格闘できないし」


「外に出なさいっ!」

「何で我々がお前の指示聞かなきゃならないんだ?」


 軍人達はロミイの言う事は聞かず取り押さえた。

「殺すんなら殺しなさい、それでもやなら私を好きにしなさい」


「殺すとお前の体の中の爆弾が爆発する可能性がある。それに誰が貴様の様な機械人形なんか好きにするんだ?」


 軍人の頭を棒を持った男の子の一人が叩いた。

「何だ!」

「酷い事を言うな!」


「貴様は殺してやる」

「やめなさいっ!」


 もう一人、女の子が棒を持って立った。

「何だ? お前ごときが我々と戦う気か?」

 

 ところが少女は向きを変えロミイを取り押さえた兵士に不意打ちした。

 拘束が解けた。


「ロミイさん! 爆弾を使って!」

「でも!」


 一方スカーズとティルは町で術にかかった少年らと戦っていた。

 術にかかったものは噛みつきでビールスを流し込み噛まれた人も仲間にしてしまうのだ。


 スカーズ視点


 ティルは体内の光エネルギーで呪いを吹き飛ばそうとする。

「スカーズ、貴方にも出きるはずよ!」

「うおお!」


 俺とティルは強い精神で呪いをはねのけた。

 俺は一人を押さえつけた。

「やめるんだ!」


「グウウ!」

 しかし術は解けなかった。

「はあっ!」


 ティルは当て身でスカーズが押さえた少年を気絶させようとした。

 ところが全く効いていない。

「術で気絶しない様になってるんだ」


 この間も他の術にかかった少年も他の人を襲い始めた。

「くそ! 俺達二人でどう防げと言うんだ!」


「良い事を教えてやる。ロミイと言う娘の所にも別動隊が向かったぞ!」

「なっ!」


 抵抗できない俺達は術にかかった人達に殴られ7ぼろぼろだった。

 でもロミイも襲われてる。

 どうすればいいんだ。     


「仕方ない!」

 心を鬼にして俺はエアショットを操られた人達の足に撃ち込み歩けなくした。

「申し訳ない! 命を奪う訳に行かないが怪我は治療すれば治る」


「ふん、我々もいるのにエネルギーが持つかな」

「撃ち尽くしてやるさ。お前には本気だ!」

 隊長格に渾身のエアショットを放った。


「ところがこれが効かない」

「まだ操られた兵は大勢いるぞ! それだけじゃない操られた者は息を吐いただけで噛みつくのと同じ症状に出来るのだ」


「ならば大地の力で!」

 渾身の力で地面を殴り足止めの地割れを起こした。


 付近の兵と操られた人達は埋まった。

「さらに太陽の光だ!」

 

 太陽神の力で目も眩む光を出し兵達を眩ませた。

「後は祈りでディシィエさんが元に戻れば! ぐっ!」


 俺の後ろから矢は刺さった。

「後ろは見えていなかったようだな!」


「まだだ!」

 俺は深い傷を負いながら立ち上がった。

「俺は倒れない!」  


 



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ