表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/65

お金と職がない男

2024年10月13日改稿しました。

 助けなきゃいけない神族は後六人。

 次も大変そうだ。


 十三キロ離れたバステリスの町に割愛するけど三日の旅の後着いた。

 そしてロミイは地図を開き、この町にいる神族の家を確認した


 しかし俺達は数分歩きその場所へ行ったが、モーグラングと言う神族の男の家がない。

 俺達は地図を見直した。


 俺は近くの人に聞いた。

「ああ、モーグラングならあそこの宝石店で奉公人やってるらしい。家はたたんだらしい」

 

 その話を聞いて俺達はその宝石店に来た。

 結構外観はキレイ。

 

 しかし言葉にならない怪しさを感じる。

 店長の人格が分かるような。


「モーグラングさんと言う方は」

 俺達は訪ねると受付の女性はポーカーフェイスで答えた。

 客に対する態度っぽくない。


「いえ、知りません」

「ここの奉公人と言う話を聞いたんですが」


 何か隠している様な怪しい雰囲気の中、俺達は店を出て裏側に回った

 すると裏口があった。

 突如、ドカンと音がして荷物を多く抱えた男が裏口から出てきた。


「あ!」

 男は怯えていた。

 

 かつ慌て去ろうとした。

「すみません急いでるんです」

 

 俺は声をかけた。

「もしかして貴方がモーグラングさん」


 モーグラングさんらしき男は名前を知られていて怖がった。

「なぜそれを!」

「怪しいものじゃないんです話を聞いてください」


 すると大声が店から聞こえた。

「こら! 逃げるな!」

「ひっ!」


 俺はその声の主である非常に意地悪そうな店長の様な男に関係を聞いた。

「何ですか貴方は」


 男はぶっすりしていた。

「誰だあんたら? 関係ないだろ」


「どうしても用があるんです話だけでも」

 俺達は店長に許可をもらいモーグラングさんとお茶を飲みに行った。


 俺は不安がるモーグラングさんをお茶を飲みながらなだめた。

「怪しい者ではありません。貴方達地上で暮らす神族を迎えに来たんです」

「何故それを!」


 俺は誠意を込めて話した。

「俺達も神族なんです。実はスルーナの息子です」

「えっ! あの突如行方不明になった王妃様⁉ 今どこで暮らされてるんですか」


「殺されました」

「……」

 俺は訳を話した。


「それで僕の事を知っていた訳ですね」

「今の状況を話してください」


「私は地上に落ち妻と結婚しましたが妻は亡くなりました。子供はいません。地上では戸籍も身分証明もない為仕事がなくしてもばれそうになりその前に辞めました。で天界の宝を売っていました。でもさっきの男が」

「さっきの男が」


「実はさっきの男は悪徳宝石商セムリンです。彼に会ったのが地獄の始まりでした」

「え?」


 モーグラングさんは回想を話す。

「鑑定の結果これは地上の宝ではないと分かった。お前は何者だ? 人間ではないのか?」


「いえ! 帰ります」

「条件を飲めばどこよりも高く買ってやる」


「それが間違いだったのです。買ってはくれました。しかし店長は言いました」

「人間でない事をばらされたくなければ他の宝を全てただで渡し、さらに奴隷になれ」


 回想を終わる。

「と言って来たんです。今の生活は地獄です。でも私は仕事がないから脱出も出来ない」 


 俺はモーグラングさんに言った。

「分かりました」

「え?」


「三時間ほど待ってて下さい」

 そう言って俺達三人はモーグラングさんを置いて外へ出た。


 そして三時間後俺達は戻った。

「はい」


 俺はモーグラングさんに金貨二枚、銀貨十五枚をあげた。

「えっ⁉ これは⁉」


「三時間で町の近くの怪物を倒してきました。使ってください」

「そ、そんな! 初対面の人にこんな大金を!」


「俺達はこれから同志です。仲間です。同じ神族です。だから助けるんです。そして一緒に理想郷に行くんです。それが母に言われた俺の使命ですから」


「うう……神様の様な人だ」

「神なんだけどね」


 ところがロミイは突如顔を青くした。

「悪い気が近づいてます」

「え? もう軍のやつら来たのか?」


 モーグラングさんは言う。

「店長が軍と繋がってるそうなんです。『あの青年達は誰だ? 仲間か? 彼らに私に復讐をさせる気かな? そうならこっちも』」


「何て卑劣で汚い奴なんだ」

 客は騒いだ。

「外に軍の奴らが来てるぞ!」


 外に出た瞬間背筋が凍った。

 あのゼッツリオンだった。


「ふふ、小僧、久しぶりと言う程でもないが生きていたか。確認をしなかったのは俺の落ち度だが」

「ぐう!」


 いやな敗北の記憶が蘇る。

 そして認めたくない恐怖。


 何も出来なかった自分の弱さ。

 その上女の子二人のおかげで生き延びたという現実。


 それに日が経ってないから俺は成長してない。

 恐怖と自信のなさが俺の心をいやらしい速さで侵食する。


「その娘の飛行能力で逃げたようだが、今度は弓兵を多く連れてきた。撃ち落とす事が出来るぞ」  

 ティルは言った。

「私がまず出て食い止めるわ。貴方はここで死んじゃいけない人。まだ天国のご両親に会うのは早すぎるわ」


 しかし俺はティルを制した。

「いや、俺あいつに因縁があるんだ。だから一騎打ちしたい。ここで負けても」

「そんな、駄目よ!」


「女の子を囮なんかにしたら母さんは怒るよ」

「……!」


 今度はロミイが言った。

「私が全ての爆破パワーを使って食い止めます。ここで死んでも」


「そんな事、させられないよ、絶対」

 絶対と念を押した。  

 

「今日はさらに仲間を連れてきたぞ」

「え?」


 そこにはどこかあまり世間慣れしていない新人みたいな雰囲気の騎士が来た。

 ゼッツリオンは言う。


「俺とこいつの二人がかりだ」

「!」


 ケビンは言った。

「逃げましょう!」   


「嫌、逃げられないよ」

「何故ですか⁉」


「恥ずかしいからとか見栄とかじゃなくてさ、逃げられない理由って上手く説明出来ない物なんだよ。お前も男だから分かるだろ?」


「僕は弱虫で戦わないから分からないです」

「いや、分かると思うよ」


 しかしゼッツリオンはふいに言った。

「やめた、二対一はつまらな過ぎる。まずはこいつが相手をする、頼むぜ俺の相棒ミッキード」

「ああ、任せとけゼッツリオン」


「あいつ、ゼッツリオンと対等に話してるって事は同じくらい強いのか。新人ぽいけど」

「じゃあ始めろ」


 ミッキードは剣を抜こうとする。

 俺はごくりと唾を飲む。

 

 でも直観的に感じた。

 この人新人に見える。あんまり強そうじゃない。

 

 おっと油断しちゃだめだ。

 街中で俺達は戦う事になった。


 俺は先手を取った。

「連続エアカッター!」


 俺は先日の戦いで見せた連続エアカッターを放った。

 ミッキードの目に気迫がこもる。


 彼は一瞬の内に全てのカッターを切り落として防いだ。

「なっ! 風の刃を撃ち落とした⁉ 初めて見た技なのに! さすがゼッツリオンの相棒だ」


 不意にミッキードは振り向いた。

「これでいいですか、ゼッツリオン様」


「なんて剣裁きだ、人間のそれとは思えない。あんなの人間の反射神経で見切るの無理だぞ」


 ティルは言う。

「間違いない、あの男神と人間の混血よ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ