ひと時の特訓
2024年8月18日改稿しました。
ティルは言った。
「さて、特訓するけどエクスド軍は確かに強いけどそれとは別に『対神族用部隊』があるの。軍は神族の力を恐れていて騎士や兵士の他に魔王が討伐される前に魔方陣に隠しておいた強力な配下の魔物を差し向けてくるわ。そいつら非常に強いからだからこそ特訓の必要があるの」
「貴方は空と大地のエネルギーを受ける事で経験値がぐーんとましレベルアップが速くなるわ」
俺は目を瞑り深呼吸した。
すると本当にエネルギーが集まってくる。
これで成長効率が物凄く上がるらしい。
俺とティルはトレーニングで家の周りを走っていた。
もう五キロくらい。
疲れる。
この程度じゃ全然だめだと分かっている。
今レベル七としてね。
「もっとピッチあげるわ」
「はい」
終わったらスクワット二五〇回
足ががくがく。
この時点で限界っぽかった。
さらに木刀を持っての剣術指南。
腰が入ってない俺を叱咤するティル。
腰が痛くなってきた。
上半身も汗まみれだが。
休みたいと言葉が出そうになった。
でも彼女は疲れてない様でひとすじの汗が頬にあった。
俺の為に汗を流してるんだ。
なら俺も期待に応えよう。
夕方まで続く。
すると俺のレベルはもう十まで上がっていた。
「こんなに上がるんだ!」
「だからこそ期待してるのよ」
そして初めて行う召喚。
「神獣を呼ぶ訓練をするわ」
俺は独学で行っていた召喚訓練の続きをした。
「まず戦闘力の低い獣から」
召喚はウサギなど弱い動物は比較的呼びやすい。
俺が精神集中し呪文詠唱すると神獣ウサギが出た。
「神獣ウサギ、戦闘力はないけど防御が少し上がるわ」
召喚獣に加護してもらう形になるんだ。
さらに今度は「召喚天使」と言うのを出した。
半透明天使が肩横に浮き上がる。
「これで攻撃防御に少し補正が出る。次はスピードと経験値補正する神獣蝙蝠。神獣木の精は魔法効果を上げるわ」
「後、貴方が今いくら体を鍛えても防御はそんなに強くならない。だから召喚天使と聖霊にバリアを作らせるのよ」
「え?」
「貴方が攻撃を受けそうになった瞬間に精霊と天使は弱バリアを作って貴方の防御力を上げる。これが『攻撃を食らうちょうどのタイミングの瞬間』に発動しなければいけないの。早くても遅くてもダメ。その聖霊とのは波長の合わせ方を訓練するわ」
俺の肉体を守る精霊フィールドは例えば鎧の様にずっと着ておく事が出来ない。瞬間発動するものでその瞬間が短ければ短い程効果は大きくなる。つまり攻撃を受けたぴたりのタイミングで体にまとう必要があるんだ。
「さらに特訓ラスト、攻撃用神獣召喚。これはとても疲れるわ」




