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桃太郎は言いました。「おまえをパーティから追放する!」

作者:ゴディバ
獣使いの仕事に、陽の目が当たることはほとんどない。挙げた手柄は、騎馬に乗った武者の、猟犬を連れた狩人のものとなる。どんなに丹精込めて獣を育てあげても、飼い主に文句を言われることこそあれ、褒められることはほとんどない。獣使いの里の若者サルトは、そんな仲間たちの扱いに、鬱屈した感情を抱いていた。そこでサルトは、幼いころから共に育った弟分の猿、モンジとともに、モモタロウ率いる鬼ヶ島討伐隊への参加を志願する。人里を脅かすオニたちを退治する危険な仕事だが、獣使いの生業を人々に認めさせたい一心だった。

モモタロウ一行のなかで、前線に立つことのないサルトを侮る者も多かったが、裏方として多数の猟犬たちの調練に励む。来るべき鬼ヶ島の決戦に向けて、イヌたちに戦術や連携を叩き込んでいく。厳しさと優しさを併せ持ったサルトの指導に、猟犬たちも信頼で応え、調練は短期間で完了。あとは実戦を待つばかりとなった旨を、サルトは意気揚々とモモタロウに報告する。

そんなサルトにモモタロウが返した仕打ちは、オニとの内通の濡れ衣と、それを理由とした鬼ヶ島討伐隊からの追放宣告だった。
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