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妖精霊使いはのんき者 ~召喚勇者の日常~  作者: テトジジ
第一章 ~妖精霊使いが行く~
8/13

7話 馬車で旅すると言ったな? あれは嘘だ!

 昨日は寝る前に水の魔導書を読んでそのまま寝た。なので、今日は水魔術が使えるか試しながら馬車の旅をするか。


 朝食も食べたし、時間が来たのでみんなで馬車に乗り出発する。

 他の乗客も各々好きにしてるから、おれも水魔術が使えるように手のひらをじっと見ながら訓練を続ける。


 そこから昼食も終えてしばらく経った頃。


(お? 手が湿ったな。汗か? …いや、魔術だなこれは)


 そう思い何度か水が出るように念じてみると、手のひらに10cc程の水が出てきた。


(よし! 成功だ!)


 これを自在に出したり、形を変えられるようにしてみるか。


 水の小鳥とか動物とか作れたら面白そうだなと、手のひらの水に集中して形を変えるように試してみる。


 そこから夜の野営まで試して、ようやく丸い状態から細長くしたり出来るようになった。

 そこで今日は終わりにし寝ることにした。


 朝起きて朝食を食べて、また馬車の旅をする。

 ん~もうすでに飽きてきたな…これで2週間?

 なんかすごい時間の無駄というかなんと言うか…


 御者に話を聞くとまだ1/5も来てないという。

 試しにここから歩いて行ったらどのくらいかと聞くと、一月は掛かると言う。


 一月か…んーどうするかな…

 さすがに一月は長すぎる。でもこのまま旅を続けても魔術の訓練くらいしか出来ないしなー。

 さて、どうするか…


 少し考えて1週間は馬車でそこからは歩くかな。そこで魔術を実践で使っていこう。

 そう決めて残りの4日を我慢することにした。


 そうして火の魔導書の初級と中級も読み終わってしまい、そろそろ限界だ。


 もう限界なのでここから歩いていくと御者や他のみんなに伝えたらビックリされた。

 ただ危険はほぼないから了承して貰えた。


「魔物の危険はないだろうけど、盗賊も居ないこともない。気を付けろよ」


 護衛の冒険者パーティーのリーダーの男がそう注意してきた。

 ありがたく頂戴して馬車を降りた。


「んあ~っとっ…… はぁ、すんごい疲れたなー」


 ずっと同じ位置でガタゴトと何日も揺られるとか無理だわ。

 体も疲れるし精神もやられる。おれには馬車の旅は向かないなこりゃ。


 そこからは歩いて魔術を実践するために動物や魔物を探しながら歩いていく。

 歩くのも暇だから、水魔術で遊びながらたまに森の中に入っていったりして、魔術を使っていく。


 火魔術はまずは初級から試した。


 おれの素のステータスは低すぎて魔法も1つ2つ使ったら、もう魔力切れになるので、勇者装備をして試すことにする。

 ファイア、ファイアボール、ファイアアローなど、数種類を使えるようになり、次は中級を試す。


 そこでゴブリンが5匹くらいいたので、ファイアストームを試しに使ってみる。


「よし、詠唱破棄でやってみるか。……ファイアストーム!!」


 体全体に魔力を漲らせてそれらを手のひらに集中させ、一気に外に放出させた。


 するとゴブリンの周りにチリチリとした火の粉が舞い上がり、ゴブリン達が慌てていると一気に炎の渦が巻き上がった。


「うおっ! やばっ!」


 思った以上の威力で森が火事になりそうだったので、ゴブリンが全滅してるのを確認したら初級の水魔術で懸命に鎮火していった。


 こんなに初級と中級って違うのかよと思ったが、今思えば勇者装備で+10.000のステータスだったのを思い出した。

 そこで、今度は装備を外してからファイアストームを打つと、規模は1/3以下になった。

 それでもすごい威力だ。きっと魔力が高くなるとそれに比例して威力も上がると。

 なら普段は勇者装備をせず、いざというときは装備してから放てばいいか。


 そう考察しながら、やっぱり歩いた方が有意義だなと思いながら進んでいった。

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