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妖精霊使いはのんき者 ~召喚勇者の日常~  作者: テトジジ
第一章 ~妖精霊使いが行く~

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4話 追い出されました。ラッキー!

 朝早くから王様に呼び出されて、おまえは弱すぎるからと金貨5枚渡されて、問答無用で城から追い出された。

 絶望したような顔をしてたからか、王様含め、城の人たちはニヤつきながら見送っていた。


 なんてことだ…奇しくも願いが叶ってしまった。

 言われたときの歓喜が顔に出ないようにするのが必死で無表情を装ってたが、それが逆によかったみたいだ。


 それと金貨5枚というのは、大体、一般家庭の5ヶ月くらいの費用らしい。

 なら1人で節制すれば一年近くは行けるか? まあ宿代やらなにやらあるだろうから、持って半年と思っとくか。


 ただ、早くこの国から出たいから、この金だけだと足りない可能性がある。

 だから手っ取り早く稼いで、さっさとこの国から出ていこうと思う。

 絶対ここに残ってたら王様や城の奴ら、はたまた同じ学年の奴らと厄介事が舞い込んでくるに違いない。

 さっさと出て行くに限る。


 てことで、ギルドに行こうとしたが、何のギルドがあるか聞いておこうと思った。

 なぜなら、冒険者ギルドには入りたくないからだ。だって面倒そうじゃん。

 ランクが高くなったり緊急の事態が起きたら強制依頼とか強制招集とかだろ?

 こちとら強制召喚されてんだよ。

 何が悲しくてその後まで強制されなきゃならんのよ。


 てことで、食事をする所で店員から話を聞きますか。ちょうど腹も減ったしな。

 近くに美味しそうな匂いのする店があったから入ってみる。


「こんにちは。安くて美味しいものでオススメ下さい」

「はい、いらっしゃい。安くてオススメね。ちょいとお待ち」


 気の良さそうな飯屋のおばちゃんから少し情報を仕入れた。

 なんでもギルドは冒険者、狩人、商業、魔術等が主流らしい。

 だが他にもいくつかあるようで、闇ギルドとか公≪おおやけ≫になってないものばかりだそうだ。


 なので、ここは狩人ギルドに行くことにする。

 少し気になったから聞いたが、強制のものはほぼほぼ無いらしい。

 それが気に入ったから、狩人ギルドに行って確認してみることにする。


 おばちゃんにお礼とお金を渡して店を後にする。


「中々旨かったな。なんの肉か知らんけどスパイスが効いてて柔らかくて良かった。それに銅貨1枚で食えたしな」


 感覚的に金貨1枚が10万円、銀貨1枚が1万円、銅貨1枚は千円って感じかな?

 まあ国によって物価は変わるだろうけどさ。


 次は狩人ギルドの前に服屋だ。


 おばちゃんに随分変わった服だねぇ何て言われて気付いた。

 そりゃ異世界から来たんだから、服が全く違うのは当たり前だよな。

 てことで、目立ちたくないから服屋に行く。


 そこで一般的な服を買ったんだが、店主がおれの制服に随分と興味を持ったようで、どうしても欲しいと。

 ならいくら払うと聞くと、金貨10枚はどうだとなった。

心はウハウハだったが、これ一点しか持ってないだなんだと色々稀少なんだと言ってたら、金貨15枚まで増えた。


 脳汁垂れまくりだが、何とか顔には出さずに、それで良いと伝え、更に購入予定の服も無料にして貰って着替えて店を出た。


 何かしらんが、服屋に行ったらお金とこの街の服を手に入れてた。

 先生美味しいです。


 ちょっとウキウキで狩人ギルドに行くことにする。

 狩人ギルドの場所も飯屋のおばちゃんに聞いてた。

 飯屋からそこそこ遠く、この王都の南東だそうだ。


 看板がでかく掲げられてるから、すぐに見つかるだろうとの事だったので、そこへ行くことにした。

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