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天翔雲流  作者: NOISE
スターリーの街角で
92/1837

ガルガト呉服店③

「もう、これだけで良いのかい?」

 あれから一時間、シャルとサクヤは、ザグメさんに服を選んでもらい、小さなファッションショーを開催していた。

 女の子の服選び。

 やっぱ、結構時間かかるもんだ。

 サクヤは、動きやすい物。

 上は、ショートのワンピースに、下は、スパッツを履いて……。

 シャルは、それに合わせたらしい。二人ともお揃いの格好で、俺の前に来る。

 俺は、二人の頭を撫でて、親指を立てた。

「二人とも可愛いよ♪」

 嬉しそうに笑う二人。

 ザグメさんも、満足そうに頷いている。

「お爺ちゃんの服、どれも可愛いんよ♪」

「どれも、着心地が良いです♪」

 ガルガトは、満足そうに頷き、咳払いをする。

「うむ。服も良い主を会って、満足そうじゃ……」

 威厳を保とうとしている様だが、耳まで赤いぞ?爺さん……。

「それで、お会計何だが……」

 さすがに、いくらか払わないとと思い、俺は、話を切り出す。

 しかし、ガルガトは首を横に振り、制止する。

「言ったはずじゃ。毛皮の代わりだと。それより、お前達こそ、幾らか必要なんじゃ無いのか?」

 今度はガルガトが、立ち上がろうとする。

 俺達は、慌ててそれを止め、

「十分すぎるほど貰ったんよ♪」

「そうです!こんな良い服……」

「ああ、十分だ!」

 互いに、顔を見合わせて、だれからともなく笑いだす。

「そうかそうか!まあ良い。何時でも顔を出すんじゃぞ!」

「そうですよ♪私ったら、娘が出来たみたいで、嬉しいわ」

「お母さんなんよ♪」

 サクヤは嬉しそうに、ザグメに抱き着く。

 ザグメは、本当に嬉しそうに、サクヤの事を何時までも、何時までも、優しく撫でていた……。


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