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天翔雲流  作者: NOISE
深い森の中で
23/1794

サクヤのステータス

 ゆっくりと、優しく流れる時間。

 まだ、二日目であるが、俺も、サクヤも成長している。

『ジャショウちゃん。鑑定のレベル上がったし、サクヤちゃん、もう一度、鑑定してみたら?』

 ナビ子に言われ、サクヤを抱き上げる。

 うむ。確かに仲間の状態は、知っておくべきだ。

 サクヤはきょとんとし、首を傾げる。

「サクヤ。鑑定かけるね?」

 サクヤは俺の言葉に頷き、岩の上に飛び乗った。

「鑑定」


 名前:サクヤ

 性別:女

 種族:黒曜ザル

 年齢:4

 HP:120

 MP:5000

 錬気:420

 筋力:40  体力:120

器用:180 頑強:80

 俊敏:300 反応:260

 知力:130 精神:450

 幸運:150

特殊スキル

 言語理解LV1 気配察知LV1

 魔術の心得LV2 念話LV2

戦闘スキル

 格闘LV2

一般スキル

 索敵LV2 跳躍LV4

固有スキル

 世界樹のマナ

魔術スキル

 炎系LV1 水系LV2

 土系LV3 風系LV3

錬気スキル


加護

 世界神エステカの寵愛


 詳細な情報が、青いウィンドウになって浮かぶ。

 MPも5000有り、かなり能力値が高い様に思える。

『サクヤちゃん。黒曜ザルって言うだけじゃなく、世界樹の新芽を食べただけあって、能力値がかなり高いわね』

『うん。この体躯で、この能力値は、すごいと思う……』

 俺は頷き、サクヤを抱きかかえる。

『アタイ、すごいん?』

 サクヤは首を傾げ、上目遣いで、こちらを窺う。

 ~~~~。

 この子の仕草、一々、可愛いんだけど。

『けど、サクヤちゃん、私の加護もちなのに、なんで私の声、聞こえないのかな?』

『聞こえとるよ?』

「「え!?」」

 サクヤの相槌に驚き、聞き返す。

『今朝から、聞こえとったよ?でも、話の邪魔したらあかんと思って、黙っておったんよ』

 申し訳なさそうにするサクヤを見て、頭を撫でてやる。

「邪魔じゃないよ?」

『そうよ。サクヤちゃんが、邪魔なわけないじゃない』

『ほんま?』

 サクヤは嬉しそうにはにかみ、頬を寄せる。

「ああ。大丈夫だよ」

『けど、これで、また三人で、お話しできるね?』

 ナビ子の、うれしそうな声が、頭に響く。

 俺とサクヤは頷き、笑みをこぼす。

『なら、作戦会議ね♪』

 敵陣真っただ中であるが、念話で話せるから、周囲に警戒しながらでも、話が出来る。

 俺とサクヤは顔を見合わせ、小さく頷き、息を殺した。


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