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天翔雲流  作者: NOISE
不死鳥の如く
1840/1865

成長してゆく子供達

 盛大なパーティーが始まる。

 アイカ達も、最初こそは、緊張していたが。メウル達、第十三部隊や、家の子達が、気にかけてくれて、笑顔で、パーティーを、楽しんでいる様だ。

 特に、家のお騒がせ娘達……。

 カフカと、メロと、シモナ。

 この三人が、アルテイシアにじゃれ、

「シアお姉ちゃん♪あの料理、ユウ兄ちゃんの、新作料理なんだって♪一緒に食べよう♪」

 カフカとメロとシモナは、アルテイシアに抱き着く。

 また、驚く、アイカ達。

 アルテイシアは、気にも留めず、カフカ達の頭を撫で、

「あんた達、また、大きくなった?まあ、それより、ユウの新作料理?食べるに決まっているでしょう♪」

 あらら。アルテイシアとアメルは、カフカ達に手を引かれ、行ってしまったか。

 アイカは、驚きながら、俺に、遠慮がちに、

「あ、あのう……。アルテイシア様は、ここでは、何時も、こんな感じなんですか?」

「んあ?アルテイシアの奴は、子供達に、人気だからなぁ。あいつも、ああ言う風に、接してくれと、五月蝿いしなぁ。まあ、ギリセアで、あれは不味いが、ここでは、無礼講だぞ♪まあ、気にせず、お前達も、楽しみなさい」

「は、はい!」

 これで、アイカ達も、緊張が解けた様だ。

 家の子達とも、談笑しながら、食事を食べ始めている。

 皆笑い、よく食べる子達だ。

 俺は、満足げに笑う。

 ステイとエリィは、貴族の、ご息女だけあって、優雅に、振舞っているな。

 普段は、アイカ達に、教わる側だったが。ここでは、ステイ達が、アイカ達に、マナーを教えている。

 何事も経験だ。

 頑張れ、頑張れ♪

 家の子達も、ステイ達の真似をして、一生懸命、マナーを学んでいる。

 嬉しい事だ。

 ははは!

 今日の晩餐は、成功だったな……。



「ははは!まるで、夢の様だ!落ちぶれた私達が、宮廷の晩餐に、参加できたような、夢の様な一時だった!」

 ステイは、満面の笑みで、夜空を見上げる。

 俺は笑い、

「ははは!一応、ここも、宮廷なんだが?楽しめましたか?お嬢様達♪」

「ふふふ♪そうでしたね。ジャショウさんは、今は、エネス国国王でしたね♪」

 エリィは、嬉しそうに笑う。

 ステイも、その事に気付き、照れ臭そうに笑い、

「そうであった。ジャショウさんは、国王陛下であったか。失礼しました」

「ははは!そう、畏まらないでくれよ。俺達、仲間だろう?今まで通りで良い!明日からも、今日の様なパーティーが続くが。済まないが、君達には、家の子達にも、マナーと言う物を、教えてやって欲しい。俺達全員、家族だが、身寄りの無い者達の、集まりだからな。俺を含めて、そう言うモノを知らない。よろしく頼むよ」

「はい♪私達に教えられる事が有るなら、喜んで、教えさせてもらいます♪」

 エリィは、嬉しそうに笑いながら、優雅に頭を下げる。

 ステイもまた、照れ臭そうに笑い、

「こんなパーティーが、明日からも、続くのか。まるで、夢の様だ」

 俺達三人、笑い合いながら、エネスの夜景を眺める。

 ステイは、目を細め、

「美しい景色だ……。これが、ギリセアと、同じ世界に在るものなのか……」

 エリィもまた頷き、

「本当ですね……。大地に、星空が、映し出されたような、美しい景色」

 どうやら、この展望からの景色に、二人共、ご満悦いただけた様だ。

 さて、明日からは、厳しい訓練が、この子達には、待っている。

 この子達なら、大丈夫だろうが……。

 一生懸命、頑張るのだぞ……。



 早朝、アイカ達は、ローマ達にしごかれて、王城の周りを、一生懸命走っている。

 皆、やる気に満ちている。

 頑張れ、頑張れ、若人達よ。

 俺は、その間に、朝食を作るかねぇ……。

 カフカとアルナは、当たり前の様に、家に泊まっている。

 カフカは、メロとシモナと。

 アルナは、センカとツクヨとアルマと。

 笑顔で、俺達の手伝いに、来てくれた。

 センカ達も、危なげなく、包丁を、使える様に成ったな。

 キッカが、笑顔で、子供達を褒める。

 家の子達も、成長しているなぁ。

 ふと、外を見れば、第十三部隊も、訓練に、加わった様だ。

 ローマとメウルが、肩を並べ、子供達を、叱咤激励している。

 思った以上に、伸びしろのある子供達。

 ロウナ達も、必死の形相だ。

 おっ!

 アサナ達や、リーフ達も、仲間に加わった様だ。

 ブロウさんも、メウル達と肩を並べ、声を張り上げ、応援している。

 この訓練で、この子達は、また、一皮むけるかもしれぬな……。


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