表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
不死鳥の如く
1838/1865

取り戻した、何時もの日常

 ヨーレスは、早々に、王の位を、セナに譲った。

 まだ、幼いセナの為に、ヨルブン大公が、後見人と成り、しっかり補佐をする。

 予想外に早いが、問題無かろう。

 ヨーレスも、ヨルブン大公も、王位に興味が無い。

 と言うより、面倒臭いとまで、思っている様だ。

 あの二人なら、セナが、傀儡と成る心配は、無い様だな。

 ローバも、落ち着くまでは、セナの補佐をすると言うし。

 これで、漸く、止まってしまった、スターリーの時間が、再び、動き始める事であろう。

 俺も、エネスの事に、集中するか……。

 人口増加も、留まる事を知らない。

 ネイルの灯は、新たな遺跡より、新たな技術を発見、研究している。

 水耕栽培。対魔法コーティング。魔術弾発射ライフル。その他、警備用ゴーレムなど、実用性のある技術が、次々と、発表された。

 補足すると、対魔法コーティングと言うのは、コーティングされた物は、魔力を吸収し、魔法の攻撃を、一切受ける事が無い。

 これで、街内での、魔法での破壊行為は、不可能に成った訳だ。

 目まぐるしい発展を遂げる、エネス国。

 増築に次ぐ増築。

 改築に次ぐ改築。

 日々、人々は笑い、走り回る。

 俺も、楽が出来ねえなぁ……。

 俺は、最後の書類に判を押し、深く息を吐く。

 窓を開け、外の空気に触れれば、初夏の香りが、漂って来る。

 もう、夏に成るのか……。

 早いモノだ……。

 エネスの国が、建国されて、もう、一年が経とうとしている。

 エステール学園も、色々あって、随分と、顔を出していなかったな……。

 アルテイシアの奴が、色々と見直し、体制が変わったと聞く。

 久々に、顔を出すか。

 本来であれば、二年が過ぎているから、卒業なのだが……。

 まあ、その辺は、後で語ろう。

 さて、アイカ達は、元気にやっているかな……?



「アイカ達!元気にやっているか?」

「「「ジャショウさん!」」」

 エステール学園……。

 最初は、二年間の修練であったが、アルテイシアの奴が、授業内容を、大幅に見直し、四年制の学校と成った。

 そして、アイカ達にとっては、三年目の、夏休みが来る。

 俺は、アイカ達を含め、十六名の生徒を、手招きする。

 嬉しそうに、駆け寄って来る、子供達。

 俺は、笑い、

「一昨年、アイカ達もやったが、我が城に来て、合宿をするか?まあ、十日間位、考えているのだが」

 子供達は、大喜びで、何度も何度も、大きく頷く。

 ヨウカは、頬を膨らませ、

「あたいは、十日間だけなんて、絶対に嫌だ!休みの間中、ジャショウの家に居る!」

 ヨウカは、頬を膨らませたまま、俺の体を、大きく揺らす。

 俺は、苦笑を零し、

「分かった、分かった……。好きにすると良い。修行も遊びも、存分に楽しめ」

「よっしゃあ♪」

 夏休みまで、後一週間……。

 はてさて、漸く、世界の情勢も落ち着き、元の日常に、戻ったと言う処か。

 さて、後進の育成に、力を入れる事としようかね……。



 夏休み……。

 アイカ達を、エネス国に、招き入れる。

 呆然とする、アイカ達。

 ヨウカは、目を輝かせ、

「で、でけえ!これが、エネス国か!」

 他の子達も、目を輝かせ、辺りをきょろきょろと、見まわしている。

 ステイとエリィもまた、驚いた様子で、

「ギ、ギリセアの側に、こんな、大きな街が、出来ていたと言うのか?」

「す、凄いですね……。この様な、巨大な建物は、見た事が有りません!これが、エネス国……。ただただ、驚くばかりです!」

 俺は、笑い、

「お~い、迷子にならない様に、ちゃんと、ついて来いよ」

 子供達は、慌てた様子で、俺の後に続く。

 さてさて、城に着いたら、この子達の為に、豪華な、歓迎会を、披露してやるかな?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ