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天翔雲流  作者: NOISE
分かつ先に……。
1774/1794

国家総動員!!

 次の日から、エネスの街は、再び、大きく動き出した。

 国家総動員!

 まあ、国じゃ無いのだが……。

 海には、漁業組合の船が、多く走り。それを守る為、メイア海兵隊が、戦艦を、巡回させる。

 空には、無数の飛竜隊が、交代で、常に、目を光らせている。

 陸路も、陸兵隊達が、冒険者も雇い、徹底巡回だ。

 鼠一匹、エネスの街に、入る事は出来ないだろう。

 ロブスも、弟子達に、建設を急がせ、急速に、領土を、発展させてゆく。

 エイガは、ネイルの灯、総動員で、ロブスと共に、港の設計。持てる技術を使い、船造所まで、計画していると言う。

 街の人々は、炊き出しを行い。疲れて帰って来た、兵士や冒険者を、労っている。

 てんやわんやの、大騒ぎだ。

 そんな中、

「邪聖殿!取り敢えず、砦の設計図だけ、完成しましたよ!」

「重治殿、昨日の今日にですか!目の下に隈を作って……。急ぐべきは、分かっていますが、もう少し、体を労わって下さい!」

「ははは!兼続殿も私も、頭の中に、色んな案が、浮かび上がって、仕方が無いのです!外に出してやらないと、眠る事も出来ない!兼続殿が、外でお待ちです!早く、砦を、建設しましょう!」

「分かりましたから!そう、急かさないで下さい!」

 俺は、重治に引っ張られ、城の外へ。

 城の外では、

「遅い!」

 今度は、兼続も、俺の手を引っ張り、急かしてくる。

 兵達を連れて、駆け上る様に、山を登り。

「ここ等辺が、良いでしょう。邪聖殿、設計図は、目を通しましたか?」

「お、おう。何とか……」

「「じゃあ、頼みます!!」」

 本当、無茶苦茶な……。

 まあ、確かに、今の俺なら、これに目を通しただけで、創る事は出来るが……。

 たった一日で、こんな砦を考え、図面に起こしたのか?

 重治達も、大概だな……。

 俺は、重治達や、兵を下がらせ、

「在るべき物は、在るべき場所へ!」

 大地が、光り輝き、変形してゆく!

 木々が、形を変え。岩をも、その姿を変える。

 僅か、数秒で、堅牢な砦が、完成する。

 城壁は石で。山の至る所に、空堀が掘られ。半月曲輪も、しっかり、完備している。

 中々、攻撃的な、砦だ。

 中々、えぐいな……。

 虎口から入ると、いきなり、三方から、攻撃され、だからと言って、山から、無理やり登ろうとすると、堅掘りが邪魔をする。

 そして、さっき言った、半月曲輪に、迷い込み、また、引き返さないと成らないか。

 また、空堀も多く、弓や石で、多くの者達が、反撃も許されず、殺されるな。

 更に、掘った土で、土塁が、多く作られているから、まるで、迷路の様だ。

 エネスの街に、辿り着く前に、ここを落とすのは、至難の業だぞ。

 無視して、通ったとしたら、今度は、後ろから狙われ、エネスの街と、挟撃される。

 重治達は、満足した顔で頷き。速やかに、兵達を、砦の中へ、配置してゆく。

 高々、貴族達への、牽制の為に、こんな物を、創る事に成るとは……。

 逆に、益々、警戒されるぞ。

 まあ、確かに、これなら、十倍の兵が来ても、エネスの街を、守り通せるが……。

 やれやれ……。

 重治達の目が、爛々と輝いている。

 まだまだ、頭の中に、色んな案が、渦巻いている様だ……。


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