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天翔雲流  作者: NOISE
分かつ先に……。
1772/1794

約束と誓い

「う~む……。甲乙つけがたい。ガルガト殿も、マリア殿も、素晴らしい服を創るな」

「そうですねぇ……。取り敢えず、全部買っちゃいましょう♪」

「うむ!そうじゃな!ヨシカの子供が産まれたら、また、買いに行くか!」

「ええ、勿論♪」

 ヨルムの親父も、フィールのお袋も、親馬鹿で、孫馬鹿だからなぁ……。

 ついでにライムは、新作だけじゃ、飽き足らず。何着もの服を、当たり前の様に、買わせてきた。

 こいつ、本当!こいつ!

 俺は、深々と、ため息をつく……。

 ただ、予想外の、サプライズもあった。

 まあ、ライム達にとってのだが……。

 ヨルムは、ニコニコ笑いながら、巨人の大槌に……。

「ドーラ殿!手に入ったかのう?」

 ヨルムの声に、ドーラが、のしのしと現れる。

「おお!ヨルム様!ちゃんと、全員分、用意出来ておりますぞ!」

 何を、用意したんだ?

 ドーラに、中へと、招かれる。

 そこには、ハーフプレートが三着。チェインメイルが一着。更に、ローブが一着。

 相当な、業物だ。

 各種、符呪もされている。

 そして、何より、右胸の辺りに、ヨルム直轄を意味する、ドラゴンのマークが、付けられているな……。

 これは……。

 ヨルムとフィールは、ニコニコ笑い、

「ライム達よ!これは、儂等からの、贈り物じゃ!口約束だけでは無い!お主達は、今日より、この鎧を纏い、堂々と、儂等の騎士であると、名乗るが良い!これからも、よろしく頼むぞ?」

 リーフは勿論の事、ライムまでもが、顔を高揚させ、各々の鎧を手に持ち、強く抱きしめる。

 ライムは、上機嫌で、

「任せなさい♪ヨルム叔父様達は、私達が、どんな時でも、絶対!守ってあげるから♪」

 リーフ達も、強く頷く。

 アヤメは、遠慮がちに、キョウカの服を引っ張り、

「私達は、お揃い……♪」

 キョウカは、満面の笑顔に変わる。

 チェインメイルを抱きしめ、

「我、アヤメとお揃い……。凄く、嬉しい」

 ヨルム達も、粋な事を、してくれるねぇ。

 まあ、こう言う買い物なら、有りだな。

 皆、鎧を、大事そうに抱え、漸く、帰路に就く。

 因みに、お姫様ズも、大量の、服や装飾品を買って、満足そうに笑っている。

 やれやれ……。

 まあ、気分転換には、成ったか……。


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