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天翔雲流  作者: NOISE
分かつ先に……。
1771/1794

束の間の休息

「ジャショウ、帰って来た!」

 セナ達が、俺を、お出迎え。

 ヨルム達は、興奮した様子で、

「ジャショウよ!セナ達と、城の屋上から、海を見ていたが、あれは何だ!?お主が、宙に浮き。しばらくすると、海の中から、大地が、出現したぞ!しかも、この街に、匹敵するほどの、広大な大地が!」

「んあ?ちょっと、力を、使っただけだ」

「お主は、本当に、何でもありじゃのう」

「ははは……。まあ、これ位は……。しかし、これで少し、周りの者達が、忙しく、動き出すと思います。街を観光する時は、私も、同行します。勝手に、外に出ないで下さいね?」

「ぬ?お主は、仕事の方は、大丈夫なのか?」

「ええ……。重治達が、また、大きな仕事を、用意するから、それまでは、ゆっくりしろと。それに、客人達を、もてなす様にと」

「そうかそうか!為らば、儂等は、シゲハル達の好意に甘え、お主に、甘えさせてもらうとしよう!」

「そうですね♪ガルガトさんとマリアさんが、ルビアさんやセナちゃんの、洋服を、作ってくれると言っていましたから、遊びに行きましょう♪」

「そうじゃな!ジャショウよ!皆で、買い物に行くぞ!」

「はぁ……。仰せのままに……」

 ああ……。

 結局、ゆっくり出来ないんだよなぁ。

 子供達は、大喜び。

 ついでに、ライムの奴も……。

 ライムは、ニコニコ笑い、

「ジャショウ♪お姉ちゃん、欲しい物が有るんだけど」

「あ?」

「ガルガトさんと、マリアさんがぁ。同時に、新作のドレスを、発表したの♪買う約束してるのよ。久々に、お姉ちゃん孝行してよ♪」

「ふざけんな!自分で買え!」

「そんな事言ってぇ。結局、買ってくれるんだから、気持よく、買ってよぉ♪」

「はぁ……」

 反論できねぇ……。

 仕方が無い。ヨルムに、おねだりされたら、面倒だから、本当に、不本意だが、買ってやるか……。

 何だかんだ言って、しっかり、ヨルム達の護衛を、やってくれているしな……。


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