表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
分かつ先に……。
1757/1794

多くが交わり、大きな夢と成る

 正に、大名行列……。

 相変わらず、ヨルムとフィールの人気は、健在だなぁ……。

 道行く人々が、ヨルム達が通ると、足を止め、声援と共に、手を振っている。

 ヨルム達も、嬉しそうに、手を振り返す。

 マーロウ家具屋で、家具を調達し。ヨルムは、上機嫌で、色んな店を、見て歩く。

 キョウカとアヤメは、幸せそうに、月の雫で、お揃いの髪飾りを買った様だ。

 まるで、本物の姉妹の様に、手を繋ぎながら、歩いている。

 結局、ライム達も、出店で、クレープを買ったりと、護衛がおろそか……。

 まあ、仕方が無いか……。

 俺とシャルとサクヤが居れば、鉄壁の守りだ。

 そんな中、リーフだけは、一生懸命、護衛をしている。

 そんなリーフを、フィールが気に入り、

「リーフちゃん!貴方は、素晴らしい、冒険者ね♪私達の、護衛騎士に、したい位だわ♪」

「わ、私が、騎士ですか!?」

 リーフの憧れ……。

 俺は、そっと、ヨルムに、耳打ちをする。

 ヨルムは、満面の笑みに変わり、

「うむ!リーフよ!お主は、立派な騎士だ!冒険者家業の傍ら、儂等の為に、名誉騎士に、成ってはみぬか?」

「ほ、本当ですか!?」

「ええ!それは、良い案ですね♪アヤメちゃんも、キョウカちゃんと、お喋りしたいでしょう。その間、私達を、守ってくれる人が、必要ですからね♪スターリー、前王妃からも、お願いします」

「うむ!前王である、儂も、お主を護衛騎士に、推薦する!やってはくれぬか?」

「こ、この身、この剣!ヨルム様とフィール様に捧げると、この場で誓います!」

 リーフは、顔を高揚させ、震えながらも、全身で、その誓いを立てる。

 ヨルム達は、満足顔だ。

 やれやれ……。

 色んな事が、色んな形で交わい、大きな夢に変わったか……。

 これにより、ライム達は、ヨルム達直轄の、冒険者と成った。

 特に、キョウカとリーフの笑顔が眩しい。

 まあ、ライム以外は、頼りになるからなぁ。

 これで、ヨルムとフィールの、ある程度の自由が、約束された訳だ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ