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天翔雲流  作者: NOISE
分かつ先に……。
1753/1794

おかえりなさい!

「アンヌさん!よく頑張ったわねぇ」

「アーリヤおば様!」

 アーリヤが、アンヌを、優しく抱きしめる。

 皆、笑顔で、

「アンヌお姉ちゃん、お帰り♪」

「もっと早く、来ればよかったのに!」

「ジャショウお兄ちゃん、気が利かないなぁ!」

 ぬ?

 俺が、怒られてしまった……。

 残っていた、メイド達が、一礼し、

「ヨシカ様とアンヌ様のお部屋は、準備できております!」

「さあ、荷物を、入れてしまいましょう」

 アーリヤは、優しく、アンヌの手を引き、

「私も手伝いますから、早く終わらせて、エネスの街を、観光しましょう♪買い足す物も、有るでしょう?ヨシカさんも、ジャショウちゃんも、今日は、一緒に、お買い物ですよ?」

「ははは!よろしくお願いします!」

 ヨシカは、嬉しそうに頷く。

 アンヌも、満面の笑顔で笑う。

 やれやれ……。

 俺は、荷物持ちか……。

 ヨシカ達の為に、広い部屋を一つ。

 後、各々の部屋を、一つずつ。

 子供達も、率先して、手伝ってくれて、あっと言う間に、片付け終わる。

 アーリヤは、ニコニコ笑い、

「ベッドとクローゼット。後、机も必要ね♪さあ、アンヌちゃん。一緒に、買いに行きましょう♪」

「はい♪アーリヤおば様♪」

 アーリヤとアンヌは、手を繋ぎながら、歩き出す。

 その後ろを、俺とヨシカが並んで歩く。

「ヨシカも、大きめの机と。資料を並べる、棚が必要か?ウルヴア学園とも、通信で、これからは、会議をするのだろう?その為の、机や資材が、必要か?」

「ああ、そうだな。取り敢えずは、そんなもので、大丈夫だろう」

「おっし!それじゃあ、買いに行きますか♪」

 これからの予定を話し、俺達が、城から出ると……!

「ヨシカ様!アンヌ様!俺達の仲間に成ってくれて、ありがとう!」

「お帰りなさい!ヨシカ様!アンヌ様!」

 街中から、ヨシカ達に向けて、声援が沸き起こる!

 驚く、ヨシカとアンヌ。

 俺も、驚いた。

 そんな俺の首に、

「よう!強欲勇者!少し、遅いんじゃ無いか?馬鹿貴族はいらねえが。ヨシカの旦那と、アンヌ様は、早く、呼べよ!」

「ガッツ!俺も、反省しているんだ。言わないでくれ……」

「くくく……。マーロウ家具屋のバインの爺さんが、張り切っていたぜ♪早く、行って来いよ♪ヨシカの旦那も、強欲勇者が、買ってくれるから、良い物、ガンガン、買ってくると良いぜ♪バインの爺さんも、ヨシカの旦那達が、定住してくれると聞いて、張り切っていたからさ」

「み、皆、私達の事を、歓迎してくれているのか……?」

「おうよ!街中、大賑わいだ♪ヨシカの旦那は、俺達の為に、頑張ってくれているからなぁ♪大人気だぜ♪それに、この街には、元、ヨーシュアの民も、多く居る!アンヌさんの事も、心配していたんだぜ♪今日は、皆、お祭り騒ぎだ♪チャックの奴なんて、ヒツジンになって、風船配っているよ♪強欲勇者なら、きっと、報酬くれるってさ♪なんせ、ヨシカの旦那達の為だもんなぁ♪」

「はぁ……。仕方が無い……。夜に、子羊の嘶き亭に行くと、伝えておいてくれ」

「流石、強欲勇者♪」

 やれやれ……。

 これは、思った以上に、大騒ぎになってしまった。

 この歓迎に、アンヌは勿論。ヨシカの奴まで、涙ぐみながら、手を振って、声援に応えている。

 俺達は、とんでもない家族を、手に入れてしまったのかもな……。


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