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天翔雲流  作者: NOISE
神魔王降臨、広がる世界……。
1729/1793

一か月目の

 どの国にも属さない、完全独立都市、エネス……。

 僅か一か月と言う短時間で、花開く事と成る。

 まだまだ、完成には、至らないが。人々が移り住み、活気溢れる街と成った。

 巨大な、五角形の城を中心に、海と大河に挟まれた、肥沃な大地。

 そこに、俺の祝福が加わる。

 それにより、産業と同時に、貿易、漁業、農業も、推進してゆく。

 豊かに成れば、人は、外に目を向ける。

 エネスは、スターリーの中でも、中央に近い位置と言う立地。

 元ヨーシュアの首都、ベルバレスや。王妃ルビアの父、ルビレスの治める、バフォメットとも、交易が、盛んに行われる様に成った。

 勿論、ヨルブン大公達とも、鉄の絆は、続いている。

 国内でも、大量に、貿易相手が居ると言うのに、アルテイシア達、国外組も、エネス地区の独立を喜び、今まで以上に、盛んな貿易が、行われる様に成った。

 これが、一か月目時点で到達した、スタートライン。

 これから、どうなってゆくのだろうか……?

 俺は、エローラ達と共に、方々を、駆けまわっている。

 実に、目まぐるしい。

 今日も、今日とて、

「お~い、強欲勇者!」

「んあ?何だ?ガッツ。また、何か、不足した物があるのか?」

「いや、大丈夫だ♪大丈夫だから、人が、どんどん集まって来やがる!嬉しい事だが、ロブスの旦那が、人手が足りぬと、自分の歳も忘れて、走り回っていたよ!心配だから、助けてやってくれねえか?」

「ああ、そうか。じゃあ、俺も、時間が出来たし、顔を出すよ。それより、漁業組合の方の立ち上げは、上手くいっているか?」

「ああ、そっちは、大丈夫だ!荒くれ者が多いが、根は良い奴等だからな。俺達の助言を、素直に聞いて、一昨日には、代表が、決まった様だ。確か、モルガン・フルートと言う、おっさんだ!エネス地区……。じゃ無かった!エネスの街の会議に、出席する様に、言っておいたぞ」

「そうか。手間を取らせたな。取らせついでに、ロブスさんの所に行った後に、是非、一度、俺が会いたいと、言っていたと、伝えて欲しい!場所は、子羊の嘶き亭だ。よろしく頼めるか?」

「ああ!あっちも、一度、強欲勇者に、挨拶をしたいと、言っていたんだ!喜ぶだろうよ」

 やれやれ……。

 出来る事なら、街の人全員と、話してみたいのだがな……。

 人口が、五万人を超えても尚、まだ、増え続けている。

 何もかもが、思い通りには、進まないな……。


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