表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
神魔王降臨、広がる世界……。
1696/1794

偽りの代償

 アルゴス、王城、謁見の間……。

 俺は、お得意の、空間転移で、ナタンとアルマを連れて、ルキウスと、謁見をしている。

 ナタンは、顔を真っ赤に染めて、般若の形相で、ハキムの悪行を、洗いざらい、ルキウスに訴える。

 ルキウスは、黙ってそれを聞き、ふぅっと息を吐く。

 ルキウスも、般若の形相に変わり、

「まるで、毒だな……。父を死に追いやり、妹も、道具としてしか考えていない。でも、安心すると言い!アルマちゃんも、今は、我が国の、大切な民だ!事の真実を、大々的に、諸国に宣伝し。これ以上、アルマちゃん達の、害に成らない様に、釘を刺しておこう!」

「はっ!よろしくお願いします!場合によっては、私は、アルマの兄として、鬼に変わり、新生ウルカスムを、滅ぼす事もありましょう」

「ジャショウ君が言うと、冗談に聞こえないね」

「私は、何時でも、本気ですよ……」

 俺は、微笑を湛え、静かに、気焔を立ち昇らせる……!

 西の小僧が、余り、調子に乗るなよ……?



 強国と成った、アルカディアのプロバガンダは、実に恐ろしい……。

 たちまち、ハキムと言う男は、父殺しの簒奪者として、諸外国から、敬遠される様に成った。

 アルマの方も、俺と一緒に、料理をしたり、遊んでいる姿が、記憶の魔晶石と言う、映像を撮影する魔具で、撮影され。幸せに暮らしている事を、多くの者達が、知る事と成った。

 ハキムか……。

 所詮、ガキの、浅知恵か……。

 全ての事を、知らぬ存ぜぬで、貫き通す構えだ。

 しかし、最早、誰も信じない。

 特に、インスモーンのアモスは、

「あのクソガキ!!シャミラ様の前で、膝をつき、涙を流しながら、父の過ちを語っていたが、全て、まやかしであったか!!」

 再び、ウルカスムは、諸外国から、断交される事と成る。

 魔物の脅威も、未だ、西と東を、脅かせている。

 はぁ……。

 まだまだ、平和には、程遠いなぁ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ