救援……!
地獄は、既に、足音を立てて、近づいていた……!
また、随分とデカい、瘴気の巣に、挑んでしまった様だな……。
充満する、血の匂い……!
瘴気が、森全体を、覆っている!
俺は、険しい表情で、
「ソット達!俺は、急ぎ、前線に向かう!君達は、騎士達と共に、出来るだけ早く、追いかけて来てくれ!しかし、この瘴気の密度だ!多くの妖魔が、呼び寄せられている!注意して進め!!」
「ジャショウさん!無理はなさらずに!」
「ああ!ソット達もな!!」
俺は、風の様に、走り出す!!
やはり、妖魔達が、呼び寄せられている。
俺は、迫りくる妖魔達を倒し、前線に向かう!
「大丈夫か!?」
多くの怪我人と、奮戦する兵達!
俺は、神速の速さで、妖魔達を、駆逐してゆく!
乱戦状態!
放気は使えないか!!
風の様に走り、音速の拳が、妖魔達を、討ち払ってゆく!
兵達が、立て直し始めた。
俺は、そのまま駆け、創気で、巨大な刀を創り、一気に、妖魔を薙ぎ払う!
歓声が上がる!
俺は、聖フィナゴールでもまた、鬼神として、君臨した!
ここまで来れば、もう、大丈夫だ。
兵を下がらせ、俺は、優雅に、右手を振るう!!
暴虐!!
多くの妖魔を巻き込み、大地が消失する!
俺は、仁王立ち、眼前を睨む。
脅威は去ったか?
警戒を解かず、傷ついた兵達を、癒して回る。
ソット達も、到着した様だ。
再び、溢れだす妖魔達。
ソット達は、この惨状に怒り、俺に代わって、妖魔の進行を、必死に食い止める。
「ジャショウさんは、安心して、兵士さん達を、救って下さい!」
「僕達が、妖魔を食い止めます!!」
俺は頷き、追いついた騎士達に、傷ついた兵達を、一か所に集めさせる。
「いでよ、霊蝶!天へと舞い、全ての傷を癒したまえ!!」
白銀の蝶が、兵士達を癒し、天へと舞う。
これで、戦況が変わる!
騎士達も、兵達も奮起し、俺の後に続く。
「誰も、死ぬ事は許さん!俺が、敵の数を減らす!皆、一丸と成って、妖魔を倒すのだ!!」
「「「おおっ!!」」」
俺は、ソット達と共に、戦場で、暴れ回る!
全てを薙ぎ払い、全てを討ち払う!
そんな中、妖魔に混じって、人の気配が!
二人の少年と、一人の少女が、妖魔達に追われ、転げる様に、俺達の方に来る!
やれやれ……。
アーロンは、見当たらないが、こいつ等は、アーロンの仲間か?
瀕死の少年を、残りの、少年少女が、必死に抱え、俺達の下へ!
「た、助けて下さい!」
「あの化け物が!あの化け物が来る!!」
木々を薙ぎ払い、ライオンの顔と、ヤギの顔、ドラゴンの翼に、そして、尾は蛇!
随分、巨大だが、キマイラか!!
ヤギの口から、太陽にも見間違えるほどの、巨大な火球が現存される!!
俺は、宙を舞い、その火球を蹴り飛ばす!
そのまま、一回転し、ライオンの頭を、叩き潰す!
「邪魔だ……!失せろ!!」
俺の放気が、キマイラを、消滅させる!!
さてと……。
一段落着いたか……。
アーロンの馬鹿は、死んじまったのかなぁ……?




