表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
混沌の中で咲く、一輪の花
1635/1794

魔王と激闘!!

 戦いは、始まっていたか!!

 魔を体現するかの様な、凶悪な存在。

 奴が、魔王か!!

 魔王が、咆哮を上げる!

 瘴気を放ち、シャミラを襲う!!

「つぅ……!」

 間一髪か……!

 俺は、拳を突き出し、相殺する!

 俺は、後ろを振り向き、優しく笑う。

「大丈夫か?シャミラ……。こいつは、俺がやる!シャミラは、一度、後ろに下がっていなさい」

「ジャショウ!やっぱり、助けに、来てくれたのじゃ!信じておったぞ!ジャショウ!」

 俺は、騎士達の方を向き、静かに頷く。

 騎士達は、心得たと、シャミラを、後退させる。

 俺は、再び、魔王を睨む!

 成程な……。

 今までの、魔王の殆どは、始祖の神の、成れの果てであった。

 こいつは、純粋な、瘴気の塊か!

 俺は、声を張り上げ、

「ベルトラム!ヤファとアデナと共に、妖魔の数を、減らしてくれ!」

 ベルトラム達は、心得たと、走り出す。

 更に俺は、アモスの方を向く。

 目線と目線が交差し、アモスは、力強く頷く。

 そして、アモスもまた、兵を従え、妖魔を駆逐してゆく。

 さて、お膳立てが済んだ。

 俺は、魔王と、対峙する。

 俺は、悠然と歩き、魔王を圧倒する!

 再び、咆哮を上げる魔王!

 人知を超えたスピードで、俺に、襲い掛かり……!

ガキッ!!

 俺の拳と、魔王の拳が、交差する!

 俺は、微笑を称え、

「ふん……。その程度か……?」

 続けざまに、魔王の腹部に、渾身の一撃を、お見舞いする!!

 そのまま、華麗に回転し……!

ガッ!!

 俺の蹴りが、魔王に直撃し、魔王が、後方に吹っ飛び、岩にめり込む!!

 俺もまた、人知を超えた速さで、魔王の前に!!

「まあ、死んでおけ!!」

 刹那の戦い……!

 俺の拳が、魔王を貫き、浄化する!!

 光に散った魔王を見上げ、俺は、儚く笑う。

「これで俺も、勇者として、戦わなくては、成らぬのだろうな……」

 魔王の消失と共に、魔巣が、崩壊してゆく。

 歓声が上がる!

 俺は、拳を掲げ、

「魔王は、倒れた!!これより、掃討戦を、開始する!!」

「「「おお!!」」」

 これで漸く……。

 漸く、インスモーンも、魔巣の脅威から、解放されるのか……。

 俺は、深く息を吐き、ベルトラム達の下へ向かう。

 さて……。

 最後の狩りを、始めようか……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ