厄介事の、足音が……。
平和なものだ……。
人と人……。
人と妖魔が、殺しあっているなど、到底思えぬ……。
しかし、イヴを通して、世界各地で、血みどろの戦いが、繰り広げられている事を、俺は、知っている……。
そんな中で、俺は、午前中は、孤児院で、畑を管理し。午後は、バーニャ酒場で、働かせてもらっている。
ニルやゲルメルのお陰で、村人達とも、良好な関係を、築き始めていた。
平和なものだ……。
日々、時間が出来れば、子供達に、読み書き、計算を教え。
時には、村人達の仕事の手伝いも、やっているのだが……。
自分で言うのもなんだが、ちょっと、出来過ぎたガキだ。
孤児院と、大人達からの受けは、かなり良い。
だって、中身は、俺、おっさんですもん。
ただ、子供達と、遊んでいるだけでは、なんか、ソワソワしてしまうんですもん。
アルシファードで、あれだけ働いていたのだから、急に、働かなくて良いと言われても、困ってしまいますもん。
そんな訳で、子供達の面倒を見ながら、色んな所に顔を出し、お手伝いをしていると、自然と、
「孤児院の、ジャショウ君を、見習いなさい!」
と、世の親達が、子供に言う様になってしまう。
子供からの受けが悪いのも、当然だろう。
何度か、喧嘩を吹っ掛けられたが、その度に、大人達が飛んできて、助けてもらった。
まあ、必然的に、無視される様に成る。
悲しいなぁ……。
それでも、孤児院の子達同様、忙しい大人に代わって、小さな子供達の面倒を見たり。やんちゃをして、大怪我した子供を、錬気で治してやったりと、世話を焼いている内に、自然と、子供達も、俺の周りに、集まるようになって来た。
まあ、頑張っていれば、何とかなると言う事だ。
そんな折、俺は、ハラ婆さんに、呼ばれる事と成る。
嫌な予感が、しないでも無いが……。
仕方が無い、行く事としよう……。




