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天翔雲流  作者: NOISE
喰らうは誰か……?
1530/1794

孤児院での、初顔合わせ

「ジャショウ・シルフィール。ハラ様のご厚意で、この村に留まる事と成りました。以後、よろしくお願い致します」

 ここは、バスラー孤児院。

 俺が、今日から、世話となる孤児院だ。

 子供達が、五人……。

 シスター、アネスと言う者が、取り仕切っている様だ。

 俺は再び、孤児院の子達に目線を合わせ、自己紹介をする。

「ジャショウ・シルフィール。十二歳です。よろしくお願いします」

 子供達は、ニコニコ笑う。

 俺の服を引っ張り、

「わあ!ジャショウって言うの?お兄ちゃん?お姉ちゃん?」

「バカ!名前を聞けば、分かるだろう?お兄ちゃんだよ!」

「わあ♪絵本に出てくる、王子様みたい♪」

「あう!あう!抱っこ!」

「ずるい!私も抱っこ♪」

 元気の良い子供達だ。

 シスター、アネスもまた、ニコニコ笑い、

「ジャショウ君は、この孤児院で、最年長となりますね。色々と、お手伝いを頼むと思いますが、どうか、よろしくお願いします」

「あっ!はい!俺に出来る事があれば、何でも、申し付けて下さい!」

「ふふふ……。頼りにしています」

 こうして、子供達に囲まれていると、自分の役目を、忘れてしまいそうだ。

 どうにか、間引きせずに、人類を、存続させる事が、出来ないだろうか?

 俺は、子供達をあやしながら、一人、深く思案した……。


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