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天翔雲流  作者: NOISE
喰らうは誰か……?
1523/1791

始まりの世界……。

 皮肉な事だ……。

 あらゆる時間軸に、朧は、俺は、存在していた……。

 しかし、個である事を選んだが故に、全ての世界に、順序が生まれた……。

 始まりの世界、ローセファール……!

 朧が、最初に創ったと言う事になった、太古の世界だ。

 そこの神が、アルシファードにやって来た。

 侵略では無い。

 我が力を頼って……。

 あらゆる世界の頂点に立ち、太古から続く世界。

 その、蓄積された力は、アルシファードの、六大神と、拮抗する。

 他の世界の、神々にとっては、手の届きうる、もっとも強い力だ。

 故に、度重なる侵略を受けていた。

 その結果が、瘴気の反乱……!

 また俺に、瘴気を鎮めろと言うのか?

 面倒な話だ。

 しかし、今回は、朧も、懇願する。

 思い入れのある、世界の様だ。

 ローセファールの、始祖の神々は、未だ健在。

 第二世代の神に、世界を委ね、身を潜めていた……。

 しかし、此度の動乱により、瘴気が氾濫し。その上、第二世代の神々は、人の理想から生まれた存在。侵略者の世界の人間も、際限無く、受け入れてしまった。

 理が、壊れてしまったのだ。

 膨れ上がる瘴気に、急激に増えた人口。

 人は争い、新たな瘴気を生む。

 世界が、暴走してしまった……。

 故に、ローセファールの神々は、苦渋の決断を下した。

 瘴気の具現化……!

 自然発生する妖魔の他に、神為的に、瘴気を、妖魔に変えて、人々に、新たな脅威を与え、人間同士の戦いを、抑制する。

 結果から言って、成功であったが、失敗でもあった。

 人々が、倒せる程の、妖魔を創っていたのだが。やがて、それが暴走し、魔王と言う、強力な個体が生まれた。

 更に、悲惨な事に、その個体は、瘴気を操り、次々と、凶悪な個体を、生み出す事と成ってしまったのだ。

 瘴気は、神々の管理から離れ、新しい生命となり、暴走している。

 今の神々では、止める術が無い。

 現至高神、セラフィルは、始祖の神の長、ヨルシュルームの知恵を借り、我等を頼ったと言う訳だ。

 やれやれ……。

 また、大仕事に成りそうだ……。


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