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天翔雲流  作者: NOISE
喰らうは誰か……?
1521/1791

巨大都市

 スターリーの街の人口が、二十万人を超えた。

 他に、例を見ない、巨大な都市だ。

 その中で、エネス地区が抱える人口は、三万人を超える。

 現在、スターリーの街は、二十四の地区で、構成されているのだが。

 その中で、エネス地区だけで、三万人。

 アルブレッドの治める、ローブ地区が、続いて一万人……。

 この二地区だけで、スターリーの街の人口の、五分の一を占めているのだ。

 まだまだ、人口は、増えてゆくばかり。

 どうなってしまうのだろうか?

 予想を、遥かに超える、人口の増加に、城壁の拡張が追い付かず、農地を、定める事が出来なかった。

 これは、俺達の、失策であろう。

 俺は、俺達の行って来た政策の反響を、甘く見ていたのだ。

 俺は、他地区の運営が、軌道に乗り始めたことを確認し、一気に、強大な城壁を創る。

 ここまで大きくすれば、恐らく、今の倍以上の人口を、収容する事が出来るだろう。

 この人口を、すっぽり治める、城塞都市。

 自分で言うのもなんだが、まさに、神業であろう。

 遥か彼方まで続く、巨大な城壁。

 東西南北に流れる水路に、多くの人が、行き交う事の出来る、整備された公道。

 新生スターリーは、こうして、新たな街に生まれ変わり、産声を上げたのだ。

 二十四地区、各領主達が、我が館に、一堂に集まり、足並みを揃え、農業に力を入れると、ここに宣言する。

 漸く、二十四地区、共に力を合わせ、スターリーの発展を、共有出来る様に成った。

 俺達は、杯を交わし、互いの繁栄を約束する。

 さて、これで……。

 しばらくの間は、各地区の発展を見守りながら、それと同時に、貿易を通して、各国の発展に、尽力するとしようかねぇ……。


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