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天翔雲流  作者: NOISE
喰らうは誰か……?
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変わりゆく世界

「ジャショウ様!我が地区は、どの様な方針で、改革してゆけば良いでしょうか?」

「ふむ……。ガラス、煉瓦、木材……。これから、益々、人が、スターリーに集まる。それらを受け入れるには、住処が必要だ。君達には、スターリーの、土台と成って欲しい」

「家を建てる、材料ですね!確かに、スターリーの街への、移民が、多く増えている。ならば、私達は、白翼商会と、商談させて頂き、それらの物を、量産する体制を、確立してゆきたいと思います!」

「うむ。ロットの方には、話をつけておく。一度、白翼商会に、顔を出すと良い」

「ありがとうございます!」

「良い良い。しかし、農業が停滞すれば、食料問題が出てくる。そちらの方にも、しっかり、目を向けておけよ」

「はっ!」

 未だ、スターリーの人口増加は、止まる事を知らない。

 それでも、しっかりと見極め、少し早いが、スターリーの城壁を、元の円形に成る様、拡張してしまう方が良いか。

 スターリーの形を定め、城壁の外に、広大な農園を、創る必要がある。

 産業化を進め、食料の方は、近隣の村や街から、買う形にしても良いのだが、どうしたものか……?

 最低限の食料は、スターリーの街でも、自給出来る様にしたい……。

 矛盾しているが、産業化を進めると同時に、農業を推奨しよう。

 そして、さっきも言った通り、広大な、農園を創る。

 あれもこれもと、手を広げたくは無いが、今、スターリーは、その在り方を、問われている。

 計らずとも、地理的観点からして、貿易の中心地となり、他国の交易船が、頻繁に、スターリーの街にやって来る。

 それを、繋ぎとめるには、産業化は必須。

 これからのスターリーは、積極的に、他国と交流し、物を売買していく必要がある。

 その為の、産業化。

 その為の、量産体制。

 世界が、大きく変わってゆく……。

 まだまだ俺は、ゆっくり出来そうも無いか……。


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