幸せだな……。
「ジャショウ様ぁ!おら達、遊びに来たぞぉ」
「ぬ?君達は……」
見覚えのある者達。
カ国、ヤエの街の住人か!
久々の再開に、俺は、満面の笑みで出迎える。
館へと招き入れ、
「他の者達も、元気にやっているか?」
「ああ!皆、元気だよ。ジャショウ様と比べたら、物足りなく感じるが。新領主様も、良い人だしなぁ」
「そうか、そうか」
昔話に、花を咲かせる。
カ国も、元α領を吸収し、陸路でも、スターリーと繋がっているが。
それでも、長旅であったであろう。
ヤエの住人達を、温かく歓迎する。
ネムに頼み、部屋を用意し、盛大な宴を開く。
喜ぶ、ヤエの住人達。
あの日を懐かしみ、カ国が、少しずつ発展してきたと、誇らしげに話していた。
それでも、
「いやぁ、やっぱり、ジャショウ様は、凄い方なのですなぁ。スターリーの街が、これほど、大きいとは!ジャショウ様が治める地区が、一番、発展していると、言うではありませんか!」
「んあ?俺は、大した事は、やってはいないさ。ヤエの街に居た時同様、住民達が、頑張ってくれているお陰だよ」
「ヤエの街に居た時と、同じだと言うのであれば、やっぱり、ジャショウ様は、大したお方だ!きっと、この街の住民も、幸せなんじゃろなぁ」
「ははは……。そう思っていてくれれば、俺も、報われるのだが」
「絶対、そう思っているだよ!少し、商店街を歩いてみたが、皆、笑っておったよ!」
「そうか……。皆、笑っていたか」
俺は、果報者だな。
敵は多いが、こうやって、笑いあえる者達が居る。
それだけで、十分俺は、幸せなんだと思う……。




