潰せ、潰せ!全て潰せ!!
羽虫共が、誠に鬱陶しい……!
神は、理を超えた存在。
故に、無限の力を欲す。
故に、唯一であろうとする。
信仰を必要とする、第二世代の神ほど、その傾向にある。
理を知らぬ、愚かな神よ。
俺は、凶悪に笑い、全ての神々の、存在そのものを、喰らい尽くす!
やはり、第二世代以降の神々は、人の生み出した、幻影故に、食いごたえがねえなぁ。
数多の世界の、神と言う存在が、消失する。
やがては、瘴気に呑まれ、消失する定めか……?
そう、言い捨てる訳にもいかぬか……。
数多の世界の、第一世代の神々に、力を与え、世界を、あるべき姿へ、戻してゆく。
ったく……。
俺も、暇じゃ無いんだがな……。
ライムの奴の所為で、アルシファードの境界が、脆くなってしまっているのだ。
俺の力を以て、その境界を、修復する事が出来るが……。
俺と言う存在が、数多の世界を、現存させているのだ。
我が力が、及ばなくては、世界は、存続できぬ。
薄情に、斬り捨てても良いが……。
そう出来ぬは、俺が、未だに人である証拠か?
まあ、別に、どうでも良いか……。
俺と言う存在が、ナビ子達をも、覚醒させた。
並大抵の事では、アルシファードが、穢される恐れは無い。
逆に、ナビ子達が、異邦の神を喰らい、進化してゆくだけの事だ。
故に、アルシファードは、恐れられている。
神食いの国……!
我等に挑むは、地獄の始まりぞ……。
だああああ!!
糞忙しい!!
あの馬鹿貴族達が、エネス地区の利権を侵害しようと、愚かな制度を創るモノだから、
「強欲勇者!あの馬鹿共が、商売したければ、自分達に、税を収めろって!」
「捨てておけ!逆に、ガッツ達で、組合を発足させろ!」
「ジャショウさん!」
「ジャショウ様!」
「潰せ!潰せ!!徹底的に、潰せ!!俺は、ヨセフに、文句を言って来てやる!!」
そして、王城へ……。
青筋を浮かべ、ため息をつくヨセフ達。
既に、我が地区以外からも、苦情が殺到している様だ。
横には、青白い顔で、身を震わせている、例の貴族達が……。
それでも、構うこっちゃねえ!
俺は、怒りに任せ、この貴族達の無道を、洗いざらい訴える!
そして、
「国王陛下!これは、国益をも、侵害しているのですよ!どの様に、お考えなのですか?」
「分かっているよ、ジャショウ君。既に、彼等には、最後通告を言い渡した!これ以上の横暴は、目を瞑る事は出来ない!他地区の利権にまで、干渉すると言うのであれば、即刻、解雇を言い渡す!」
「お、お待ちください!国王陛下!!」
「言い訳は無用!即刻立ち去り、自領の発展に、尽力を尽くせ!!」
「こ、国王陛下ぁ!!」
阿呆な奴等だ……。
何度も言うが、奴等のやろうとした事は、国が行うべき事だ。
一領主が、やるべき事では無い。
あの、馬鹿領主達も、エネス地区、出禁だな……。




