表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
喰らうは誰か……?
1487/1794

異形の影達

 ホレスの奴も、俺達の目を盗んで、よくもまあ、暗躍したものだ。

 俺達の影……。

 正確に言うと、少し前の俺と、拮抗する力を持つ、化け物達の、軍勢だ。

 ホレスの言う通り、俺が、イレギュラーであっただけで、全ての者が、人の形をしていない。

 その方が、俺としては、やりやすいのだが。

 凶悪な瞳で、俺を睨み。俺達を、喰らおうとしている。

 先ずは、四匹か……・

 時空を歪め、俺に、襲い掛かる!!

「儚いなぁ……」

 力が、力で有る内は、俺達に、敵う筈も無く……。

「ぐっ!?グゲッ!?」

 我等の一部に、吸収される。

「ご馳走様でした」

 十三の影の内、四つの影を喰らい、俺は、凶悪な笑みを浮かべる。

 さて、どうする?

 残りの、九の分身は、静かに、闇に溶け込み、何処かへと、消えて行った……。

 力量を測る、知性もあったか。

 さて……。

 次が、本番と、成るんだろうなぁ……。



 俺の頭の中で、脳内会議が始まる。

 朧が、無邪気に、

「僕、パフェ食べたい♪」

 主題を、分かっているのだろうか?

 他の者達も、

「これ!邪聖よ!わらわと言う者がありながら、他の女子に、うつつを抜かし過ぎじゃ!」

 イザナミさん……。

 俺は、女に、うつつをぬかしたりして居ません!

 αはαで、

「また、パーティーをするのでしょう?ミネ達は、元気にしているかしら?」

 αさん……。

 年末にも、各王族集まって、宴会をしたばかりでしょう?

 兎に角、今は、影達の、対策をだなぁ……。

「大丈夫だよ♪全部、食べちゃえば良いんだよ♪」

「うむ!全てを喰らえ!お主なら、出来よう?」

「慢心は、よろしくないですけど。私達に、超えられない壁など、存在しませんね♪」

 左様で、ございますか……。

 やれやれ……。

 主導権は、俺にあるんだが……。

 それってつまり、全て、俺が、やらなくてはならないと言う事か……。

 まったくもって、面倒な話だ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ