表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
こうして世界は、光に包まれた
1477/1794

閑話 異邦

「おやおや……。神聖なる神が、お目覚めと成られた様だ……。始まりの神。絶対なる神……。お迎えに上がらなければ」

 幾つもの、世界の狭間……。

 何も無い世界に、混沌が、集約される。

 蠢く、肉塊……。

 それを、愛おしそうに守る、美しき男性……。

 男は、肉塊を、愛おしそうに撫で、

「もう直ぐですよ……。もう直ぐ、もう一人の貴方様が、ここにやってくる……。絶対なる王よ。貴方様とは違う、進化を遂げた、人と寄り添う、異常の神……!そう、貴方様とは違う……。人の醜さを憎み。人の光に縋る。その為に、数多の世界を創生した。何と壮大で、愚かな行為でしょう。さて、次の貴方様は、どう言う方でしょうか……?」

 罵声ともとれる、男の言い様に、異界の肉塊は、触手を伸ばし、男を締め上げる。

 男は、もがき苦しみ、

「分かっております……。貴方様は、一であって全!今回の候補者も、貴方様が、全て、喰らい尽くしてしまうのでしょうね……」

 混沌とした世界で、混沌とした生物が、蠢き、嘲笑うかの様に、不気味な声が、響き渡る……。

 創生の神が、次に、標的と定めた者は……?

 光でも無い、闇でも無い、混沌の申し子。

 全てを喰らうは、誰の定めか……?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ