だが断る!!
「ジャショウ様……。お客様が、お見えに成っております……」
「んあ?こんな時間にか?」
「ええ……。それが……」
アルサが、困った顔をする。
そんな、アルサの後ろから……!
「やっぱり!」
「ジャショウ君!重大な話をする時は、私達を呼ぶ様に、言っているでしょう!」
「よっしゃぁ!祭りだ!思いっ切り飲むぜ!」
ヨセフ達か……。
また、面倒な……。
ヨセフは、頬を膨らませ、
「会議中、君達の圧が凄かったから、気には成っていたんだが……」
「ええ……。会議が終わると、六人で、そそくさと、帰って行きましたしね!」
「ジャショウよぉ。俺達の事も、呼んでくれても、良かったんじゃねえか?あの、馬鹿貴族達の所為で、俺達が、どれだけストレスを溜めたか、お前だって、知っていただろう?」
はぁ……。
本当、面倒臭い……。
俺は、ため息をつき、
「そうは言うが……。おいそれと、王族を、館に呼ぶ訳にもいくまい」
「「「君も、王族だろう!」」」
そうであった……。
俺は、がっくり、項垂れる。
仕方が無い……。
更に、ヨセフ達を交えて、酒を飲み交わす。
ヨシカは、メガネを正し、
「で!ヨルブン叔父上まで交えて、今度は、何をしようと言うのですか?」
ヨシカ……。
あまり、睨まないでくれ。
別に、悪さをする訳じゃ無いんだから……。
ヨルブンは、そんな甥の態度に、苦笑を零し、
「何、ヨシカよ。そう、警戒する必要は無い。ここに居る六人で、貿易路を創ろうと、話していた処だ。ラグーン殿が、頑張ってくれて、あの肥沃な大地で、着実に、食物や家畜の生産量を、増やしてくれている!我等が六領は、手を取り合い、貿易をしようと、話していたのだよ」
「やはり、侮れぬ、話をしていたではありませんか!私達の、予想を遥かに超える、結果を出している六領が、手を組むなど、他の地区を、潰すつもりですか!?」
「あははは!やっぱ、来て正解だっただろう?兄貴達!ジャショウ達が集まって、親睦を深めるだけで、終わる筈が無いんだよ!」
「ふふふ……。確かに、ヨシカとヨーレスの言う通りだよ。あの貴族達に、止めを刺すつもりかい?ジャショウ君」
「んあ?俺達は、あんな貴族に、興味はねえよ……。互いに助け合って、自領を、大きくしようとしているだけだ」
「ジャショウ君……。本当に、彼等、死にますよ?」
「ヨシカ……。過敏に、成り過ぎの様に思えるぞ?」
「過敏になど、成っていません!貴方達、年々、成長速度が上がっている上に。その上、手を組むと言うのですか?どれだけ、彼等を、追い詰めたいのですか!?」
「だから……。奴等に、興味が無いんだって……」
「少しは、自重しなさい!」
「「「断る!!」」」
俺達は、ヨシカの制止を、断固、拒否する!
俺達の絆は、誰にも、壊す事など出来んのだよ。
ヨシカは、深々と、ため息をつく……。
ククク……。
来年も、また、楽しくなりそうだ……。




