新たな理……。
マーラを筆頭に、七名の神々と、永遠の契りを結んだ。
金色の誓い……。
俺は、人の身でありながら、神に崇められる、神と成ったのだ。
そして、神として未熟な俺は、マーラ達の師事を仰ぐ事とした。
先ほど言った、金色の誓い……。
これも、永遠の契りの内容を見直し、マーラ達と開発したスキルの名だ。
人の信仰によるバフが、失われる代わりに、神と契約を交わせば、一億のバフ。人間であれば、一千万のバフ。凶悪なスキルと成った。
まあ、今更、数字を出して、どうこう言っても仕方が無い。
今の俺にとっては、オマケ程度の、能力値アップだしな。
後、使い勝手が良いのは、時間操作と言うスキル。
前回、マーラ達の世界を救う為に、アルシファードの時間を止めたが。それが、俺一人で出来る様に成ったのだ。
色々と、超越し始めている。
その上で、俺は、溢れかえる力を利用し、ハイファ―と言う、神種族を誕生させた。
人間の錬成……。
人と天使、そして、フェアリーの混合種の様な妖精達。
天界、第二階層にて、マーラ達を助け、世界樹の管理と繁殖を任す事とする。
俺は、ここでも、親と成った訳だ。
マーラ達も、我が子の様に慈しみ、良好な関係を築いている。
ハイファ―達が、俺の周りを舞う。
空と大地の間に生まれた、異邦の、古き神々の住まう楽園……。
蓬莱とでも、名付けようか?
人々に、忘れられし神々が住まう世界……。
世界樹を守りて、瘴気を浄化す。
世界に、光が満ち溢れ、新たな理が、誕生した……。




