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天翔雲流  作者: NOISE
こうして世界は、光に包まれた
1448/1794

影と影

 バーサス国の動乱は、他国を巻き込み、一時は、人間界に、混乱を招いたが、呆気ない形で、幕を閉じた。

 ラフトナを支持する者は、ニカイア国以外無く。話し合いにも成らない。

 故に、ラフトナの暴走は加速し、遂には、ニカイア国の軍を動かし、強硬な手段に訴えようとしたのだ。

 しかし、その時には、ニカイア国ですら、ラフトナ達を、見限っていた様だ。

 バーサス国との国境付近で、ラフトナとエルケットが対峙する。

 一触触発の中、事も有ろうに、ニカイア国の軍は、ラフトナ達を、新生バーサス国に引き渡し、軍を、退いてた、姦賊として、処刑される事と成ったのだ。

 実にあっけない、幕引きである。

 既に、新生バーサス国とニカイア国は、裏で繋がっていたと言う事か。

 前王ラフトナ達は、多くの恨みを買った。

 憎しみに呑まれて、露と消えたか……。

 未だ、世界は、魔王の脅威の中にある。

 この犠牲は、必要なモノであったのだろう。

 今一度、人々は、一つに成ろうとしている。

 今しばらくの間、人々は、地獄の中で、もがき苦しむ事と成ろう……。



 この世界の、何処を探しても、安寧の場所は、存在しない……。

 力有る魔族は、知性無き魔物を使役し、空から、海から、大地から……!

 日夜、人々に、恐怖を与えている。

 魔王が、力を、取り戻しつつあるのだろう。

 再び、魔王の影が、世界を覆おうとしている。

 魔王が、力を取り戻すのが先か?

 ポメット達が、力を付けるのが先か?

 最悪、俺が、全てを浄化する事と成ろう。

 漆黒の風……。

 影の勇者……。

 少しずつ、俺の存在も、人々の間で、語られる様に成る。

 面倒ではあるが、人々の救いの声に、応えなくては、成らないだろうな……。


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