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天翔雲流  作者: NOISE
こうして世界は、光に包まれた
1445/1794

狩りと言う名の開放

 バーサス動乱記……。

 国土の、70%を、魔族に侵され、ほぼ、壊滅状態。

 戦況は、絶望的だ……。

 それとは対照的に、オールド帝国を始めとする三国は、ポメット達の活躍により、魔族の侵攻を阻止。

 魔族との均衡は、保たれる事と成った。

 そうなれば、目を向けなければならないのは、バーサス国の現状。

 バーサス国国王、ラフトナの愚行は、広く、バーサス国の民も、知る事と成った。

 魔族侵攻に合わせて、レジスタンスが結成され、反乱の狼煙が上がる。

 それにより、国王、ラフトナを始め、王族達は、守るべき民を捨て、隣国、ニカイア国へ亡命する事と成った。

 状況は、最悪だ。

 すぐさま、ポメット達の帰還に合わせ、俺達が、旗印と成り、バーサス国の解放に向かう。

 充満する瘴気……。

 跋扈する、魔物達……。

 正に、地獄絵を彷彿とさせる、ありさまだ。

 我等の援軍に対し、

「エルバート国の援軍だ!」

「神は、我等を、見放していなかったのか!」

 民達から、歓声が上がる。

 俺は、民達に仰がれ、天上へと浮かぶ。

 トアの鎧を纏い、虹の翼を広げ、一気に、瘴気を浄化する!

 力を失う魔物達……!

 俺は、全てを喰らい、何事も無かったかの様に、大地に降り立つ。

「第一部隊から第六部隊!左翼より、魔物を掃討せよ!第七部隊から第十二部隊!右翼より、魔物を掃討せよ!残りの部隊は、待機!バーサスを、解放するぞ!!」

 兵達の行進に、大地が揺れる!

 さて、狩りを始めるとしようか……!


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