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天翔雲流  作者: NOISE
魔王進軍
1415/1794

終幕

「誰か!誰かおらぬのか!!」

 ロスナー家は、群衆に取り囲まれ、それでもなお、静寂に包まれている。

 ロクプは叫ぶが、誰も、味方などいない。

 ロクプの声は、無常にも木霊する。

 俺とクレカは、一直線に、ロクプの下へ。

 大扉を開き、

「よう……。忠告はしたよなぁ?俺の周りの人間に、手を出すなって」

「ひぃ!?」

 ロクプの顔が、醜悪に歪む。

 壁越しに這う様に、

「知らん!儂は、知らんぞ!!」

「ギルディ……!もう、判決は、下されているよ」

 一陣の風が、ロクプを襲う!

「ぎゃああああ!?」

 左手を失い、悶え苦しむロクプ。

 俺は、剣を投げ渡し、

「生きたくば、戦え、ロクプ!精々足掻いて、過去を清算するんだな」

「ひいいい!?誰か!誰かおらぬのか!?儂を守れ!この不届き者達を、殺す者はおらぬのか!?」

 見苦しい奴だ。

 クレカが、剣を構える。

 怒りの形相で、

「父母の仇!!」

 ほう……。

 良い、剣技では無いか。

 ロクプの、右腕が宙に舞う!

 館中に、響き渡る悲鳴。

 次の一閃、ロクプの首も、宙に舞う。

 それと同時に、衛兵達が、駆け込んで来る。

 俺に一礼し、

「ジャショウ様、後の事は、我等にお任せ下さい!」

「ああ。そこの壁が、隠し通路に繋がっている。何人もの人が、閉じ込められている様だ。助けてやってくれ」

「何ですと!おい!そこの壁を調べろ!」

 ロクプか……。

 叩けば、埃が出そうだな。

 少し、苛烈であったが、後は、丸く収まるだろう。

 何時の世も……。

 何処の世界にも、屑は存在するんだな。

 後は、フィリス三世に頼んで、この復讐劇を、正当化させ、要らぬ恨みを、買わない様にしなくてはな……。


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