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天翔雲流  作者: NOISE
魔王進軍
1388/1794

好みの女性は?

 余談だが、ニーナも、あの後、ネガレカに、潜在能力を開放してもらった。

 溢れかえる力を、確かめる為に、訓練場へと、駆けて行った。

 マヤも一緒に、付いて行ってしまう。

 そして、俺は、部屋に一人……。

 ふぅっと一息、ベッドに横たわる。

 そんな折……!

バンッ!!

 俺の部屋の扉が、盛大に開かれる!

「師匠ぉ!!」

 勇者が、俺の上にダイブ!

 馬乗りに成って、俺を、激しく揺らす。

「師匠!教えて下さい!師匠の食べ物の好みは?師匠の趣味は?どんな女性が、好みなんですか?」

「お前……。何だ?いきなり……」

 突然の事に、俺は、困惑する。

 取り敢えず、ポメットを落ち着かせ、乱された服を直す。

 ポメットは、首を傾げ、

「だって!ネガレカ様が、分からない事があったら、師匠に聞けって!」

「こう言う、意味じゃねえ!!」

 呆れる俺に、ポメットは、更に首を傾げ、

「ねぇ!教えて下さい!!どんなタイプの女性が、好きなんですかぁ?」

「ああ?いきなり、男の部屋に突しない、慎み深い、女性かなぁ?」

 ポメットは、俺の上から静かに降りて、恥じらう様に、

「えへへへ……。師匠、今後とも、よろしくお願いします♪」

 何だ?そのリアクションは?

 俺の部屋に、突撃した事は、帳消しに成らないぞ?

 どうなってんだ?コイツの頭は……。

 勇者と言うのは、頭のねじが、一本か二本、吹っ飛んでいるんじゃ無いだろうな?

 俺は、眠気も吹っ飛び、ウンザリした顔で、部屋を後にする。

 取り敢えず、ニーナ達の、様子を見に行こう。

 俺の半歩後ろを、ポメットが歩く。

 さっき、馬乗りして来た少女が、遠慮がちに、俺の服の裾を掴む。

 だから!

 そんな事では、帳消しに成らんぞ!

 はぁ……。

 色々、言いたい事は有るが……。

 もう、どうでも良いか……。


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